虹色ダイバーシティは2025年3月31日、大阪市北区にある常設LGBTQ+センター「プライドセンター大阪」で、中高生向けの教育プログラムを開始することを発表した。
同プログラムは、性の多様性や社会を変えるアクションについて学ぶことで、未来の社会を担う世代が差別や偏見のない社会づくりに貢献する力を育てることを目指している。
プログラムの標準時間は60分で、最大40名までの受入れが可能。教材はA4フルカラー20ページのテキストで、イラストのステッカーも付属している。参加費用は生徒1名あたり500円(税込)。プログラムの内容には、LGBTQ+の基礎知識や歴史、世界地図、データから見るLGBTQ+、チェンジメーカーになるための方法、今日からできることのヒントが含まれている。
この事業は「赤い羽根福祉基金」の助成を受けて実施されている。プログラムに関心がある教育関係者は、虹色ダイバーシティの教育担当者に問い合わせることができる。
虹色ダイバーシティは、性のあり方による格差のない社会づくりを目指し、調査や社会教育活動を行っている認定NPO法人。2022年には、大阪の天満橋に常設のLGBTQセンター「プライドセンター大阪」を開設した。このセンターは、性的マイノリティやその周囲の人々の居場所や相談先、情報発信を行う拠点として機能している。オープンから2年が経過し、国内外から4,000名以上が訪れている。
虹色PRパートナーは、虹色ダイバーシティとプラップジャパンによる共同プロジェクト。LGBTQ等の性的マイノリティとその家族、アライの尊厳と権利を守り、誰ひとり取り残さない社会の実現を目指している。虹色ダイバーシティは調査研究や講演、研修、コンサルティング、LGBTQセンター運営を行い、プラップジャパンは広報・PRの支援を通じて社会・文化の発展に寄与している。