滋賀県教育委員会は2025年3月27日、2026年度滋賀県公立学校教員採用選考試験について、募集校種・職種や変更点などを公表した。全校種を対象に、スポーツ分野の実績を有する者に加点を行う。小学校教員については、幼稚園教諭普通免許状を有する者、もしくは取得見込者または保育士資格を有する者に加点する。
2026年度滋賀県公立学校教員採用選考試験は、夏選考の出願を4月18日~5月14日に受け付ける。第一次選考を6月15日、第二次選考を7月25日から8月中旬までの間の指定された1日または2日間に実施する。最終合格発表は9月中旬。また、秋選考を10月11日に行う予定。
募集する校種・職種について、夏選考(大学3年生夢チャレンジ選考を含む)では、小学校、中学校、高等学校、特別支援学校、養護、栄養教員を募集する。教科・科目は、中学校が国語・社会・数学・理科・音楽・美術・保健体育・技術・家庭・英語。高等学校が国語・地理歴史(日本史・世界史)・数学・理科(物理・化学・生物)・保健体育・音楽・美術・英語・家庭・情報・農業・工業(機械系・電気系)・商業・福祉。
秋選考では、小学校、中学校(国語・理科・美術・技術・家庭・英語)、高等学校(工業機械系・工業電気系・商業)、特別支援学校教員を募集する。夏選考の状況に応じて、教科・科目が追加される可能性がある。
前年度とのおもな変更点は、加点項目の追加、第二次選考の面接試験内容の変更、秋選考の対象校種拡大など。加点項目の追加について、小学校教員を志望する幼稚園教諭普通免許状を有する者、もしくは取得見込者または保育士資格を有する者や、全校種・職種を対象にスポーツ分野の実績を有する者に対し、希望者に加点を行う。
また、第二次選考の面接試験内容を変更し、個人面接および集団討論を実施。秋選考では、募集校種に高等学校を加え、全校種で実施する(中学校、高等学校については、教科・科目を限定)。スポーツ特別選考を、「スポーツ・芸術特別選考」に変更するほか、加点・免除や特別選考に必要な書類の一部を、Web上の出願フォームで電子データにより提出するなど、提出書類の一部を電子化させる。
なお、試験に関する詳細の実施要項や、採用リーフレットは4月上旬、採用予定人数は4月中旬にWebサイトに掲載する予定。