名古屋市教育委員会は2025年5月21日、2025年度(令和7年度)実施の名古屋市公立学校教員採用選考試験の志願状況を発表した。採用予定数430人に対し、志願者数は1,585人。倍率は前年度と同じ3.7倍となった。
2025年度実施の名古屋市公立学校教員採用選考試験は、5月2日に出願を締め切った。5月21日発表の志願状況によると、採用予定人員430人に対し、志願者数は前年度比115人減の1,585人。応募倍率は、前年度と同じ3.7倍。
選考区分別では、小学校は採用予定175人に対し、625人が志願し、倍率は前年度比1.0ポイント増の3.6倍。中学校は採用予定155人に対し、694人が志願し、倍率は前年度比1.2ポイント減の4.5倍。特別支援学校は採用予定90人に対し、81人が志願し、倍率は前年度比0.4ポイント減の0.9倍。
幼稚園は採用予定5人に対し、25人が志願し、倍率は前年度比1.8ポイント減の5.0倍。養護教員は採用予定5人に対し、123人が志願し、倍率は前年度比10.8ポイント増の24.6倍。栄養教員は、若干名採用予定に対し、37人が志願した。
前年度との比較では、特別支援学校のみ志願者数が増加。倍率は、採用予定が減員となった小学校と養護教員で上昇した。
なお、小学校・中学校の採用予定人員には、特別支援学級担当教員の採用予定人員約75人を含む。また、志願者には2024年度実施の大学3年生等を対象とした選考試験2次試験受験対象者100人を含む。
2025年度実施の大学3年生等を対象とした選考試験・大学3年生等を対象とした障害者特別選考試験の志願者数は、小学校200人、中・高等学校235人、幼稚園11人、特別支援学校9人、養護教員24人、栄養教員13人の計492人。前年度の445人から47人増加した。
今後は、第1次試験を6月14日に実施し、7月中旬に結果を通知。第2次試験は7月19日・20日に実施し、8月下旬に最終選考結果を発表する。