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ちゅうでん教育振興助成、2025年4月募集開始

 ちゅうでん教育振興財団(名古屋市東区)は、2025年4月より「ちゅうでん教育振興助成」および「ちゅうでん教育大賞(論文)」の募集を開始する。全国の小・中学校や特別支援学校の教職員を対象に、教育活動の支援を目的とした助成や表彰を行う。

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「ちゅうでん教育振興助成」および「ちゅうでん教育大賞」
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 ちゅうでん教育振興財団(名古屋市東区)は、2025年4月より「ちゅうでん教育振興助成」および「ちゅうでん教育大賞(論文)」の募集を開始する。全国の小・中学校や特別支援学校の教職員を対象に、教育活動の支援を目的とした助成や表彰を行う。

 ちゅうでん教育振興助成は、全国の小・中学校で実施される優れた教育上の試みや、教職員を対象とした研究集会やセミナーなどに対して助成を行う。対象は小・中学校および特別支援学校の教職員個人またはグループで、専修学校や各種学校は対象外となる。募集内容は、今日的な教育課題の解決につながる実践および研究であり、学習指導要領の実施に役立つ多様な分野にわたる教育実践・研究が含まれる。具体例として、カリキュラムマネジメント、キャリア教育、ICT活用、道徳教育、インクルーシブ教育、人権教育、SDGs、環境・エネルギー、地域の伝統や文化の継承、防災教育などがあげられる。

 助成コースは2つあり、学校支援コースでは学校内で行われる多様な教育実践に対して10万円から30万円が助成される。団体研究コースでは、複数校の教職員による研究・研修に対して10万円から50万円が助成される。助成件数は140件程度を予定しており、締切は2025年6月13日(必着)である。

 一方、ちゅうでん教育大賞では、全国の小・中学校等で行われた教育活動の実践に関する研究および成果をまとめた論文を広く募集し、優れたものを表彰する。応募資格は小・中学校、特別支援学校の教職員個人またはグループで、こちらも専修学校や各種学校は対象外となる。研究題目は自由で、2024年度を含む期間の教育活動の実践に関する研究および成果が対象となる。総合的な学習の時間や特別活動を含む全教科領域を対象とし、SDGsを題材とした学習やICT活用など、多様な教育実践論文が期待されている。

 同財団は、教育現場を活性化する手立てとして、これらの助成や表彰を通じて子供たちの豊かな学びを応援する活動を行っている。問合せは、ちゅうでん教育振興財団の教育振興助成係および教育大賞係まで。

◆第25回ちゅうでん教育振興助成
募集期間:2025年4月1日(火)~6月13日(金)
応募資格:小・中学校および特別支援学校の教職員個人またはグループ※専修学校・各種学校は対象外
締切:2025年6月13日(金)必着
提出物:教育振興助成申込書

◆第24回ちゅうでん教育大賞
募集期間:2025年4月1日(火)~5月30日(金)
応募資格:小・中学校および特別支援学校の教職員個人またはグループ※過去の「教育大賞」受賞者は、受賞後5年間は応募不可。専修学校・各種学校は対象外
締切:2025年5月30日(金)必着
提出物:論文(A4版で40字×30行 ※18枚程度、図表・写真等含む)

《吹野准》

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