成城大学(東京都世田谷区)のデータサイエンス教育研究センターと、琉球大学(沖縄県中頭群)数理・データサイエンス・AI教育推進室は、2025年3月4日に「教育等の協力に関する協定」を締結した。教育などにおける協力を推進し、相互の教育の一層の進展に資することを目的としている。
協定に基づき、成城大学と琉球大学は、学生交流や共同研究などの具体的な取組みについて今後協議を進めていく予定。両大学は、データサイエンスやAI教育の分野での協力を通じて、教育の質の向上を目指す。
なお、成城大学データサイエンス教育研究センターは、データサイエンスの教育と研究を推進するために設立された機関。人文・社会科学系の4学部からなる同大学においても、数理科学のリテラシーをもち、データ分析に詳しい人材の育成は教育目標の大きな柱の1つだという。それぞれの分野の専門知識に加えて、データサイエンスの視点を兼ね備えた、次世代の社会を担う人材を育成する。
琉球大学では、社会科学を中心とした特定分野校としての取組みを進めるため、「数理・データサイエンス・AI 教育推進室」を設置。事業を着実に実施する体制を構築している。
今後、両大学が協力を推進していくことで、教育の幅をさらに広げることを期待している。