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反転授業の実践と授業の変化…iTeachers TV

 iTeachers TVは2025年2月19日と26日、東京都市大学等々力中学校・高等学校の鹿又裕毅先生による教育ICT実践プレゼンテーション「『反転授業』の実践と授業の変化」を公開した。中学歴史・高校日本史探究における授業動画の作成と効果について紹介する。

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iTeachersTV「『反転授業』の実践と授業の変化」ゲスト鹿又裕毅先生
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 iTeachers TVは2025年2月19日と26日、東京都市大学等々力中学校・高等学校の鹿又裕毅先生による教育ICT実践プレゼンテーション「『反転授業』の実践と授業の変化」を公開した。中学歴史・高校日本史探究における授業動画の作成と効果について紹介する。

 iTeachers TVは、教育ICTを通じて「新しい学び」を提案する教育者チーム「iTeachers」による教育ICT情報番組。先生や生徒、教育関係者をゲストに招き、ICTを活用した「新しい学び」の実践や取組みをプレゼンテーション形式で取り上げる。

 今回のゲストは、東京都市大学等々力中学校・高等学校の鹿又裕毅先生。「『反転授業』の実践と授業の変化」と題して、2月19日に前編(Vol.443)、2月26日に後編(Vol.444)を公開した。

 鹿又先生は学校で社会科(日本史)を受けもち、10年以上校内ICTを担当。ロイロ授業デザイントレーナーとして、校内の研修や公開授業研究会、授業では大学受験指導に向けてシンキングツールやジグソー法などを活用した授業を展開している。

 前編(Vol.443)では、中学歴史と高校日本史探究のすべてで自作の授業動画による反転授業を実施している都市大等々力の学習環境と、授業動画の作成・効果について紹介する。2017年に1人1台iPadの環境を整備し始めてから、iPadを活用した授業が校内で積極的に行われるようになり、現在では欠かせないツールになっている。2023年にはロイロ認定校にも選ばれ、現在では23名のロイロ認定ティーチャーが在籍。2020年のコロナによる休校をきっかけに授業動画の作成を開始し、それにより学校での授業は大幅に変化。生徒が考える授業を実践しているという。

 後編(Vol.444)では、授業動画の配信による反転授業の実践で、学校の授業は大きく変化を迎えたことに着目。鹿又先生自身も、社会科の授業でありがちだった「先生が話すのを生徒が聞いてノートに取る授業」から、「問いに対して生徒がアプローチするのを手助けする授業」へと変化していったという。番組では実際の授業において、どんな取組みを行い、どのようにiPadを活用しているのか伝える。

 それぞれの番組後半には「教育ICTなんでも3ミニッツ」コーナーを収録。前編では千葉県立市川工業高等学校の片岡伸一先生による「iPadでプログラミングを学ぼう」、後編では渋谷区立神南小学校の鍋谷正尉先生による「3Dペンで体験するものづくりの現在地」を紹介する。

 番組は、すべてiTeachersのYouTubeチャンネルで視聴できる。「iTeachersTV~教育ICTの実践者たち~」は、毎週水曜日の夜にシリーズの新作を公開している。これまでに444回の番組を配信しており、過去の番組も視聴可能。

◆iTeachers TV【Vol.443】東京都市大学等々力中学校・高等学校の鹿又裕毅先生
「反転授業」の実践と授業の変化(前編)

◆iTeachers TV【Vol.444】東京都市大学等々力中学校・高等学校の鹿又裕毅先生
「反転授業」の実践と授業の変化(後編)

《木村 薫》

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