北海道教育委員会と札幌市教育委員会は2025年1月31日、2026年度(令和8年度)北海道・札幌市公立学校教員採用候補者選考のための特別検査(前倒し選考検査)の結果を発表した。合格者数は、北海道採用希望が828人、札幌市採用希望が410人。合格倍率は、北海道1.10倍、札幌市1.21倍となった。
2026年度北海道・札幌市公立学校教員採用候補者選考のための特別検査(前倒し選考検査)は、採用候補者の早期確保に努めるため、大学3年生などを対象に一部の検査を前倒しして行うもの。2024年12月15日に教養検査を実施し、2025年1月31日に結果を発表した。
北海道採用希望の受検区分別の合格者数と合格率は、小学校が179人で94.7%、中学校が302人で92.9%、高等学校が215人で84.0%、特別支援学校が30人で100.0%、養護教諭が67人で93.1%、栄養教諭が35人で89.7%。全体では、受検者数911人(前年度比170人増)に対し、合格者数は828人(前年度比106人増)、合格率は90.9%となった。
北海道採用希望の受検区分別の合格倍率は、小学校1.06倍、中学校1.08倍、高等学校1.19倍、特別支援学校1.00倍、養護教諭1.07倍、栄養教諭1.11倍。全体の合格倍率は、前年度比0.07ポイント増の1.10倍。
一方、札幌市採用希望の受検区分別の合格者数と合格率は、小学校・幼稚園が175人で87.1%、中学校・高等学校が213人で79.5%、特別支援学校が22人で78.6%。全体では、受検者数497人(前年度比101人増)に対し、合格者数は410人(前年度比73人増)、合格率は82.5%となった。
札幌市採用希望の受検区分別の合格倍率は、小学校・幼稚園1.15倍、中学校・高等学校1.26倍、特別支援学校1.27倍。全体の合格倍率は、前年度比0.03ポイント増の1.21倍。
検査の合格者は、2025年度(令和7年度)実施の2026年度北海道・札幌市公立学校教員採用候補者選考検査を受検する際、第1次検査のうち教養検査が免除される。なお、検査に不合格となった場合や受検しなかった場合も受検可能。
2026年度北海道・札幌市公立学校教員採用候補者選考検査は、第1次検査を6月15日、第2次検査を8月1~3日に実施する。合格発表は9月26日。