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神奈川県国家戦略特別区域限定保育士試験、343人合格

 2024年に神奈川県で実施された国家戦略特別区域限定保育士試験において、343人が合格した。試験は筆記試験と保育実技講習会の2段階で行われ、合格者は神奈川県内で3年間保育士として働く資格が得られる。

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  • 2024年神奈川県国家戦略特別区域限定保育士試験の実施結果について

 2024年に神奈川県で実施された国家戦略特別区域限定保育士試験において、343人が合格した。試験は筆記試験と保育実技講習会の2段階で行われ、合格者は神奈川県内で3年間保育士として働く資格が得られる。

 神奈川県では、2023年に引き続き、年2回実施されている全国共通の保育士試験に加え、年3回目となる県独自の地域限定保育士試験を2024年に実施した。合格者は、神奈川県内でのみ保育士として働くことができる保育士資格(地域限定保育士)が得られる。地域限定保育士としての登録から3年経過した後は、全国で保育士として働くことができる。同試験は、筆記試験の全科目を合格した者が受験する実技試験に代わり、「保育実技講習会」を実施する。地域限定保育士試験と全国共通試験との間では、合格科目の引継ぎも行う。既に全国共通試験で筆記試験科目を合格しており、残りが実技のみの人でも、保育実技講習会のみを受講することが可能。

 筆記試験は2024年8月10日と11日に鎌倉女子大学大船キャンパスと横浜市立大学金沢八景キャンパスで実施された。保育実技講習会は10月5日から11月27日までの間に、横浜市技能文化会館など4会場で行われた。

 受験申請者数は2,110人で、前年の2,505人から減少した。筆記試験の受験者数は1,915人で、前年の2,225人から減少し、合格者数は402人であった。保育実技講習会の受講対象者は594人で、最終的に343人が合格した。前年の最終合格者数は446人であった。

 合格者は、保育士として登録後、3年間は神奈川県内でのみ働くことができる資格が付与される。3年経過後は全国で保育士として働くことが可能となる。実技試験に代わる取組みとして、音楽表現、造形表現、言語表現に関する演習や保育所見学実習を含む、合計27時間の保育実技講習会が実施された。

《神林七巳》

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