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新潟県の教員採用選考、早期化と複数回実施へ

 新潟県教育委員会は2024年12月23日、2026年度(令和8年度)新潟県公立学校教員採用選考試験の早期化と複数回実施を発表した。小学校教諭、中学校教諭「国語」「英語」、高等学校教諭「国語」「英語」、特別支援学校教諭の採用選考検査が、従来の7月に加え、5月11日にも実施されることになる。

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新潟県教員採用総合サイト
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 新潟県教育委員会は2024年12月23日、2026年度(令和8年度)新潟県公立学校教員採用選考試験の早期化と複数回実施を発表した。小学校教諭、中学校教諭「国語」「英語」、高等学校教諭「国語」「英語」、特別支援学校教諭の採用選考検査が、従来の7月に加え、5月11日にも実施されることになる。

 この変更の背景には、教員不足の解消と優秀な人材の確保がある。早期化により、学生が就職活動を行う前に教員採用試験を受験できるようにし、教職への関心を高めることを目的としている。また、大学3年生も受験可能とすることで、早期に教員としてのキャリアを考える機会を提供する。大学3年生の受験対象は、小学校教諭、中学校教諭(全教科)、高等学校教諭(国語、地歴公民、数学、理科、英語)、特別支援学校教諭であり、7月の第1次検査のみ受験可能である。

 さらに、中学校教諭と高等学校教諭の出願枠についても変更が行われた。これまでの「中・高共通」の出願枠を撤廃し、「中学」「高校」の出願枠のみとすることで、より明確な選択肢を提供する。中学校教諭と高等学校教諭の普通免許状を有する者は、第2希望としてもう一方の校種に出願できる。また、小学校教諭の普通免許状を有する者は、第3希望として小学校教諭に出願可能である。

 第1次検査は2025年5月11日と7月6日に実施され、第2次検査は2月上旬に交付される実施要項に記載される予定。5月の検査結果は5月末までに公表され、受験者は7月の試験も受験可能となる。これらの変更により、教員採用試験の柔軟性が高まり、多様な人材の採用が期待される。教育関係者や学生にとって、今回の変更は教員採用の新たな機会を提供するものであり、今後の動向に注目が集まる。

《神林七巳》

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