福岡県と福岡市の各教育委員会は2024年9月19日、2025年度(令和7年度)の公市立学校教員採用候補者選考の2次試験の合格者を発表した。2次試験の合格者は、福岡県が前年度比45人増の1,247人、福岡市が前年度比79人増の543人となった。
福岡県の教員採用試験は1次試験を6月16日、2次試験を8月上旬~下旬にかけて実施した。1次試験の通過者は1,796人。うち2次試験の受験者は1,671人で、最終合格者は前年度比45人増の1,247人となった。校種別の合格者数は、小学校550人、中学校377人、高等学校192人、特別支援学校106人、養護教員16人、栄養教員3人。このほか、障害のある人を対象とした特別選考で3人が合格した。
最終倍率(志願者数/2次合格者数)は、前年度比0.2ポイント減の2.5倍。校種別の倍率は、小学校1.3倍(前年度1.4倍)、中学校1.9倍(同2.0倍)、高校5.6倍(同6.9倍)、特別支援学校1.7倍(同1.8倍)、養護教諭20.8倍(同13.3倍)、栄養教諭22.0倍(同12.0倍)となった。
一方、福岡市の教員採用試験(一般選考試験)は1次試験を6月16日、2次試験を7月22日~8月27日にかけて実施した。1次試験の通過者は1,023人。2次試験では前年度比79人増の543人が合格した。校種別の合格者数は、小学校282人、中学校175人、高校7人、特別支援学校66人、養護教諭8人、栄養教諭5人。小学校では採用予定者数241人を大きく上回る合格者を出した。
最終倍率(志願者数/2次合格者数)は、前年度比0.4ポイント減の2.7倍。校種別の倍率は、小学校2.1倍(前年度2.4倍)、中学校2.9倍(同3.7倍)、高校9.1倍(同5.2倍)、特別支援学校2.0倍(同1.9倍)、養護教諭16.1倍(同30.8倍)、栄養教諭10.2倍(同21.0倍)だった。
また、福岡県の教員採用試験と同時に行われた久留米市立高等学校(教員・養護教員)では、2次試験を教員(国語)1人、養護教員2人の計3人が受験し、各区分で1人が合格した。