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WWLコンソーシアム構築支援事業、7/1まで再公募

 文部科学省は2024年6月3日、2024年度WWL(ワールド・ワイド・ラーニング)コンソーシアム構築支援事業(グローバル人材育成強化事業)の再公募を開始した。委託期間は原則3年間。事業規模は、1拠点あたり600万円。採択予定件数は7件。7月1日正午まで、申請を受け付ける。

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WWL(ワールド・ワイド・ラーニング)コンソーシアム構築支援事業
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 文部科学省は2024年6月3日、2024年度WWL(ワールド・ワイド・ラーニング)コンソーシアム構築支援事業(グローバル人材育成強化事業)の再公募を開始した。委託期間は原則3年間。事業規模は、1拠点あたり600万円。採択予定件数は7件。7月1日正午まで、申請を受け付ける。

 WWLコンソーシアムは、高度かつ多様な科目内容を生徒個人の興味・関心・特性に応じて履修可能とする高校生の学習プログラムの開発と実践を担うものとして想定。同事業では、高等学校等と国内外の大学、企業、国際機関等が協働し、高校生へ高度な学びを提供する仕組み「アドバンスト・ラーニング・ネットワーク」を形成した拠点校を全国に配置することで、将来的にWWLコンソーシアムへとつなげること、特にコロナ禍で限定的となったグローバル人材育成の強化を目指している。

 2月に実施した公募では、3件の申請があり、茨城県立勝田中等教育学校、奈良県立国際高校、宮崎県立宮崎大宮高校の全3校を拠点校として採択した。

 再公募の研究開発・実践対象は、国公私立の高等学校、中等教育学校、併設型および連携型中学校・高等学校。文部科学省は、管理機関(国立学校は学校を設置する国立大学法人、公立学校は学校を所管する教育委員会または公立大学法人、私立学校は学校を設置する学校法人等)に対して事業を委託する。

 委託期間は、原則として2024年度から2026年度までの3年間。事業規模は、1拠点あたり600万円。支援期間終了後の事業継続性確保の観点から、2025年度は500万円程度、2026年度は400万円程度を上限とする予定。

 採択予定件数は7件。「海外の連携校等への短期・長期留学や海外研修等を、カリキュラムの中に体系的に位置づけて、生徒が経験するようにすること」を重点的に実施する拠点をアウトバウンド型、「国が実施するアジア高校生架け橋プロジェクト+(プラス)や海外の連携校等からリーダー、架け橋となる外国人生徒を受け入れ、日本人生徒と外国人生徒が一緒に英語等での授業を履修するための学校体制を整備すること」を重点的に実施する拠点をインバウンド型として、合計7拠点を採択予定。

 事業の趣旨や目的などを十分に踏まえ、所定の様式を文部科学省Webサイトからダウンロードのうえ提出書類を作成し、メールで提出する。提出期限は、申請希望調書(提出は任意)が6月17日正午、構想計画書などが7月1日正午。7月上旬から書面審査、7月下旬から合議審査を行い、7月下旬に審査結果を通知して採択。8月から9月にかけて事業計画の確認・確定、9月下旬に契約締結の見通し。

 文部科学省Webサイトでは、所定の提出様式のほか、公募要領なども公開している。

◆2024年度WWLコンソーシアム構築支援事業(グローバル人材育成強化事業)再公募
公募期間:2024年6月3日(月)~7月1日(月)12:00
※申請希望調書は6月17日(月)12:00まで(提出は任意)
研究開発・実践の対象:国公私立の高等学校、中等教育学校、併設型および連携型中学校・高等学校
委託先:管理機関(国立大学法人、教育委員会、公立大学法人、私立学校法人など)
事業期間:原則3年間
事業規模:1件あたり600万円程度
採択予定件数:7件(予定)
申請方法:所定の提出書類をメールで提出する

《奥山直美》

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