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東京理科大×吉祥女子中高、高大連携協定を締結

 東京理科大学と吉祥女子中学・高等学校は2024年4月16日、高大連携協定を締結したことを公表した。中高生の視野を広げ進路に対する意識や学習意欲を高めるとともに、大学が求める学生像や教育内容への理解を深め、教育の活性化を図ることを目的としている。

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東京理科大学と吉祥女子中学・高等学校の協定式
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 東京理科大学と吉祥女子中学・高等学校は2024年4月16日、高大連携協定を締結したことを公表した。中高生の視野を広げ進路に対する意識や学習意欲を高めるとともに、大学が求める学生像や教育内容への理解を深め、教育の活性化を図ることを目的としている。

 東京理科大学は、1881年に東京物理学講習所として創設された。「理学の普及を以て国運発展の基礎とする」との建学の精神に基づき、現在は東京理科大学として、科学技術の発展を支える人材を輩出している。

 吉祥女子中学・高等学校は、1938年に帝国第一高等女学校として創設された。建学の精神に「社会に貢献する自立した女性の育成」を掲げ、生徒の知的探求心を喚起し、生徒自らが発展的な内容に主体的に取り組む力を育成している。

 両校の高大連携協定は、2024年3月27日に締結された。相互の教育に係る交流・連携を通じて、中高生の視野を広げ、進路に対する意識や学習意欲を高めるとともに、大学が求める学生像や教育内容への理解を深め、中等教育・高等教育の活性化を図ることを目的としている。

 今後は、教育についての情報交換や交流、理科大の教員による吉祥女子中高への出張講義や講演、理科大の各種公開講座へ吉祥女子中高の生徒の受入れ、理科大の留学生と吉祥女子中高の生徒の国際交流などを実施するという。

 東京理科大学の石川正俊学長は「生徒や保護者に本学の学生が研究に取り組む姿勢や、女性の理系分野での活躍のようすを知ってもらい、大学で学ぶ目的意識や意欲を高めるように努めたい。本学に魅力を感じ、入学を希望する生徒がより増えることになれば幸い」とコメント。

 吉祥女子中学・高等学校の赤沼一弘校長は「大学生の姿や研究室のようすに触れることは、生徒に刺激的で、より興味や関心を高めるとともに、進路への意識も高まると期待している」とコメントしている。

《宮内みりる》

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