横浜国立大学とコンコルディア・フィナンシャルグループの横浜銀行は2024年4月1日、金融教育活動を通じて、地域の持続的な成長とさらなる発展、次世代を担う青少年の健全な育成の取組みを進めるため、「金融教育」分野に関する連携協定を締結したと発表した。
横浜国立大学と横浜銀行は2018年10月、包括連携協定を締結し、さまざまな活動を行ってきた。今回、地域経済を金融面から支える人材育成をさらに深化させるため、金融教育活動を通じて、地域の持続的な成長とさらなる発展、そして次世代を担う青少年の健全な育成の取組みを進めるために、「金融教育」分野に関する連携協定を締結した。
横浜銀行は、横浜国立大学経営学部において金融教育を実施してきた。また、2023年度より、横浜銀行独自の金融教育メソッド「おかねの基礎教育」を有するプログラム「はまぎん おかねの教室」を教育学部、教職大学院、附属学校で金融教育を行うなど、金融教育において連携を図ってきたという。
協定により、横浜銀行による金融教育の取組みのほか、金融教育の担い手育成、金融教育プログラムの普及促進や開発・改良、横浜銀行と連携機関による金融教育、その他目的に資すると認められる事項について連携する。
今後、金融教育を多面的に浸透させていくために、協定を通じて「はまぎん おかねの教室」を活用し、「おかねの基礎教育の附属学校等への授業実践の習慣化」「教育学部・教職大学院での担い手の育成」「モデル授業として県内・全国への波及」などを実施していく。
児童、生徒、学生等に金融教育を実施することなどを通じて、大学、附属学校の教育では経験できない実践的な教育による幅広い知見の獲得、金融教育の担い手の確保などの人材育成を行うとともに、金融教育プログラムの普及促進に取り組み、社会における金融リテラシーの向上を図ることで、社会に貢献していくとしている。