千葉県は2024年3月29日、小学校での防災教育に係る副読本「こども防災」を作成し、公開した。副読本は、2024年度以降、理科、社会科の授業や総合的な学習の時間などで活用していくという。
千葉県は、自助・共助の中心的存在となっていく児童が、防災に関する基礎的・基本的な事項を学習し、実践的な対応力を高めるとともに自発的な意識をもてるよう、小学校での防災教育に係る副読本「こども防災」を作成した。
「こども防災」では児童の学習意欲を高めるため、漫画・写真・イラストが活用されている。また、ワークシートと解説ページがあり、家族と学習できる構成。タブレットでの学習を前提としたデザインやレイアウトで、WebサイトにPDFにて掲載されている。
第1章は「災害って、何?」。過去に、千葉県で発生した台風や地震などについて学ぶ。第2章は「大雨や強風に、どう備える?」で、大雨や強風が事前に予測できるという特徴を踏まえ、必要な備えを学ぶ。
第3章は「地震や津波に、どう備える?」、第4章「避難に備えよう」、第5章「その他の災害から身を守る」で、日常防災チェックリストや参考資料として「じぶん防災」「千葉県防災ポータルサイト」、千葉県の防災関連施設も紹介されている。
「こども防災」は、Webサイトより閲覧またはダウンロードできる。