日本損害保険協会は、中・高校生を対象としたワークシート形式による防災教育副教材と先生用の手引きを発行した。教材を実施する学校には、無償で希望部数を提供する。希望する学校は、FAXにて応募する。Webサイトからのダウンロードも可能。
近年、世界中でさまざまな自然災害が発生し、私たちの生活に大きな影響を及ぼしている。「自然災害のリスクに対する気づき」や「適切な対策・備え」を学ぶことは、子供たちとその家族、そして地域の安全・安心を守るうえで重要な要素となっている。
そこで、日本損害保険協会は中学生・高校生を対象に、飲料水・食料品の備蓄、帰宅ルートの確認、損害保険の役割・機能の理解といった自然災害への備えとして有効な手段について理解してもらうため、ワークシート形式による防災教育副教材および副教材にかかる手引き(先生用)を作成。また、実際に使用した先生の意見やICT教育などの対応を踏まえて、パワーポイント版も公開した。
教材は、子供たちにとって有意義な防災学習となるよう、自然災害によるリスクやその備えについて生徒自身がワークシートに記入し、その内容を先生がパワーポイントや「教師用手引き」を見ながら解説するという、1時限(約50分)で完結するプログラム。ワークシートでは生徒が主体的に考える内容としており、「教師用手引き」では、解答のほか、解説や参考資料、授業展開案、指導上の留意点などを掲載している。
教材は日本損害保険協会のWebサイトから無料でダウンロードできるが、郵送にて無料提供(希望部数)も実施している。希望する学校は、Webサイトより申込用紙をダウンロードし、FAXにて申し込む。