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埼玉県「不登校児童生徒の支援ガイドブック」公表

 埼玉県は2024年3月21日、不登校児童生徒の支援体制のさらなる充実に向け、「一人一人の社会的自立に向けた児童生徒支援ガイドブック~総合的な長期欠席・不登校対策~」を作成したと公表した。

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一人一人の社会的自立に向けた児童生徒支援ガイドブック~総合的な長期欠席・不登校対策~
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 埼玉県は2024年3月21日、不登校児童生徒の支援体制のさらなる充実に向け、「一人一人の社会的自立に向けた児童生徒支援ガイドブック~総合的な長期欠席・不登校対策~」を作成したと公表した。

 近年、不登校児童生徒数は増加傾向にあり、埼玉県の2022年度(令和4年度)「児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査」では、県内公立学校の不登校児童生徒数は1万6,914人と過去最多となった。

 埼玉県はこうした状況を踏まえ、学校における不登校対策のさらなる充実を目的に、不登校の未然防止や不登校児童生徒の支援など、総合的な対応方法について記載した学校向けのガイドブックを作成した。

 ガイドブック名は、「一人一人の社会的自立に向けた児童生徒支援ガイドブック~総合的な長期欠席・不登校対策~」。不登校に関する基本的な考え方や未然防止のための教育活動、「チーム学校」による組織的な対応、早期発見と初期対応について、長期化への対応(自立に向けた支援)、多様な関係機関との連携、保護者に対する支援などを掲載している。また、アセスメントシートや児童生徒理解・支援シートも付属している。

 配布先は、さいたま市を除く県内公立の小学校・中学校・義務教育学校・高等学校・特別支援学校。ガイドブックは埼玉県Webサイトに掲載されており、閲覧やダウンロードができる。

 また、埼玉県では不登校の子供を抱える保護者の不安軽減や、不登校支援についての情報を提供する「不登校支援サイト」も開設している。

《いろは》

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