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京都市の教採試験「大学・大学院推薦制度」対象枠拡大

 京都市教育委員会は2024年2月22日、2025年度(令和7年度)京都市立学校教員採用選考試験にかかる大学・大学院推薦制度の実施要項を公表した。新たに成績優秀者推薦枠や中学校「国語」の推薦枠を設置する。申請締切りは2024年5月7日(消印有効)。

教育行政 教育委員会
令和7年度 京都市立学校教員採用選考試験の大学・大学院推薦実施要項
  • 令和7年度 京都市立学校教員採用選考試験の大学・大学院推薦実施要項
  • 前年度からのおもな変更点

 京都市教育委員会は2024年2月22日、2025年度(令和7年度)京都市立学校教員採用選考試験にかかる大学・大学院推薦制度の実施要項を公表した。新たに成績優秀者推薦枠や中学校「国語」の推薦枠を設置する。申請締切りは2024年5月7日(消印有効)。

 大学・大学院推薦制度は、京都市立学校教員を第一志望とする者を対象に、大学・大学院および教職大学院(短期大学含む)が、京都市の教員として優れた実践力を発揮できる人(在学者)を推薦し、書類選考により1次試験を免除する制度。

 推薦の対象校種・教科は、小学校、中学校(国語、数学、理科、技術、家庭、英語)、高等学校(工業、情報)、総合支援学校で、大学等で免許状取得のための課程認定を受けている校種・教科のみ推薦対象となる。

 2025年度は、新たに成績優秀者推薦枠と、中学校における「国語」の推薦枠を設置するほか、高等学校における推薦枠を一部教科(工業・情報)において復活。そのほか、教職大学院以外の大学等の基本人数や、小学校志願者における中・高免許状取得者等による加算枠を変更するなど、推薦枠を整理し、対象の拡大を図る。

 このうち成績優秀者推薦枠では、学業成績が4段階評価における上位2評価または、3段階評価における最上位評価が、全単位の9割以上を占める者を対象としている。

 志願書等は5月7日(消印有効)までに、被推薦者本人が電子申請(インターネット)により直接教職員人事課へ提出する。第1次試験免除者の選考結果通知は5月下旬までに、大学等へ通知。免除を認められた被推薦者には、2次試験の「受験票」がダウンロード可能となったことを通知するメールを6月11日までに送付するとしている。

 第1次試験免除者の試験日程は、個人面接が6月16日、22日、23日のいずれか1日、2次試験が8月17日と18日の2日間で実施し、合否結果を9月中旬に通知する。合格者については原則、2025年4月1日付けで京都市立学校教員として採用となる。

《川端珠紀》

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