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群馬県教員採用、26年度より大学3年生も一部受験可能に

 群馬県は2023年11月24日、2025年度(令和7年度)採用群馬県公立学校教員選考試験(2024年度実施)において、大学3年生が1次試験の一部科目を受験できる前倒し制度を導入することを明らかにした。

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大学3年生を対象とした教員採用選考試験の導入について(2024年度実施)
  • 大学3年生を対象とした教員採用選考試験の導入について(2024年度実施)
  • 2025年度採用群馬県公立学校教員選考試験(2024年度実施)について

 群馬県は2023年11月24日、2025年度(令和7年度)採用群馬県公立学校教員選考試験(2024年度実施)において、大学3年生が1次試験の一部科目を受験できる前倒し制度を導入することを明らかにした。

 全国的に教員人材の確保が課題となる中、群馬県では2023年度に行われた2024年度採用試験より、小論文の廃止のほか、大学等推薦特別選考を新設し一次試験の一部を免除するなど、教員確保に向け意欲的に取り組んでいる。

 今回新たに、2024年度に実施する2025年度教員採用試験から、大学3年生が一部試験を前倒しで受験できる制度を導入することを公表。大学3年生の段階から受験機会を提供することにより、大学4年次の専門教科の勉強や教育実習などに専念できるメリットもあり、教職に就くことを考えるきっかけ作りにもなるとしている。

 次年度に教員免許を取得できる見込みの大学3年生は、第1次選考の「一般教養・教職に関する科目」を受験できる。合格者は次年度以降の1次選考で、この科目が免除となり「専門科目」のみを受験する。対象となる校種は、小学校・中学校教員、高等学校教員、特別支援学校教員、養護教員。試験は、一般選考や特別選考と同日程で実施される。

《川端珠紀》

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