市進ホールディングスグループで動画配信サービスを提供するウイングネットは、専門分野特化型として高校生指導に特化した生成AIを開発したと発表した。長年の実績とノウハウを生かし、指導現場を知りつくしたスタッフが開発にあたり、塾・教育業界に先駆けてサービスを展開する。
市進ホールディングスが展開する教育・介護業界は労働集約型産業であり、一般的に労働生産性の向上が遅れているとされる。幼児から高齢者まで幅広い層を顧客とする中、市進ホールディングスにおいても1人あたりの労働生産性をいかに上げていくかが喫緊の課題となっており、人口減少や人材難の課題解決に向け、独自にDXなどの新しい技術の活用に積極的に取り組んでいるという。
今回、こうした課題解決の一環として、専門分野特化型の生成AIを新たに開発。高校生指導に特化し、志望大学合格に必要なカリキュラムの提示や、強化したい学習単元をコンテンツ内から速やかに検索し提案するといった機能のほか、メルマガの自動生成、大学受験進路相談用支援、学習相談アドバイス、保護者ケアなどのツールも備えている。
高校生指導特化の生成AIを活用することで、専門性が必要とされてきた高校部門の運営ハードルを下げ、AIが提示したデータを活用しながら生徒と共に考える指導を可能にするという。
市進では、今後に向けて、社会環境にあわせた提供価値の高いシステムを開発し、人にしかできない役割をサポートする校務支援システムの開発も推進中。将来的には、教育サービス事業だけでなく介護福祉サービス事業まで対象を拡げ、教育・介護業界における職員の負担軽減などを実現することで広く社会に貢献したいとしている。
