集金業務のキャッシュレス化・DX化に向けたFintech×SaaSプラットフォームを提供するエンペイは2023年10月11日より、支払い金額の0.5%が教育施設や子供たちへの支援につながる「enpayウォレット」の提供を開始した。2024年には「enpay」利用施設への全面展開を予定している。
enpayウォレットは、“子供たちのため”につながる唯一の新たな決済サービス。enpay利用施設において、enpayウォレットを利用して支払いを行うと、ほかの支払い方法と比較して施設が負担する決済手数料が0.5%低くなり、結果として負担軽減分にあたる決済手数料0.5%を活用して教材や備品の購入といった保育・教育環境の向上にあてることができる仕組み。
保護者は、enpayウォレットのアプリをインストールし、銀行口座やクレジットカードを登録、またはセブン銀行ATMで現金チャージを行うと、enpay利用施設での支払いに利用することが可能。銀行口座またはクレジットカードを登録すると、施設から請求があった際に残高との差額分をリアルタイムでチャージして支払うことができる「自動チャージ」機能を搭載しているため、支払い完了後の「enpayウォレット」の残高は原則0円となり、必要なときに必要な金額だけ利用することができる。
サービス開始にあたり、まずはエンペイの集金業務支援サービス「enpay」を利用中の一部の教育施設や保護者に向けて提供を開始し、2024年より「enpay」利用施設へ全面的に展開する予定。また、エンペイは8月17日に「前払式支払手段(第三者型)発行者」の登録が完了したという。今後は既存のSaaS事業に加え、「enpayウォレット」の「enpay」利用施設以外への展開や、決済以外の金融サービスへの拡張を目指すとしている。
◆enpayウォレット
サービス開始日:2023年10月11日(水)
対応OS:iOS、Android(アプリ)
利用料:無料
対応機種:iOS 14.0以上、Android 8.0以上