Tablyは2023年9月12日、ビジュアルとテキストの橋渡しをする中高生の次世代プログラミング学習ツール「Jasmine Tea」の教育機関向け教材の無料提供を開始した。ゲーム制作の楽しさと本格的なプログラミング学習を組み合わせた教材で、中学高校の授業など教育プログラムに適した内容となっている。
「Jasmine Tea」は、Webブラウザ完結の楽しみながら学べる機能を搭載したプログラミング学習ツール。導入段階でつまずくことの多い環境設定は不要で、インターネットに接続されたPCやタブレットから誰でも簡単に利用できる。今回提供を開始した新教材は、「Jasmine Tea」を使って学ぶ、ゲーム制作の楽しさと本格的なプログラミング学習を組み合わせたもの。教材を活用することで、ゲーム制作を通じた本格的なテキストプログラミング学習を基礎から応用まで学ぶことができる。現時点では、基本機能はすべて無料で提供する。
教材は生徒用と講師用の2種類を用意。講師用テキストには、生徒への指導ガイダンスが詳細に記載されており、授業の進行をスムーズにサポートする。教材は10ユニット構成で、初級から始まり、段階的に難易度が上がっていくカリキュラムで構成。生徒は最初の段階での簡単な操作から始め、基礎から応用までの概念を深めながらスモールステップで進むことができる。全ユニット完了には約10~20時間かかる想定。
さらに、自由なカスタマイズで生徒の独創力やプログラミングの応用力を育成することも可能。教材は随時アップデートし、中学・高校のカリキュラムに適合する内容の追加や、2025年の大学入学共通テストの変更にも対応するという。
教材はオンラインでの利用を前提としているが、PDF形式での提供も可能。PDF形式の場合は、オフラインでの授業や自習にも対応している。さらに、Webブラウザ上での閲覧もできる。
利用は原則無料、事前連絡なしで「Jasmine Tea」のWebサイトから自由に利用できる。PDF形式の教材を利用したい場合は、Webサイトの教材請求フォームに登録すると、ダウンロード用のリンクが送られる。ただし、100名以上で利用する場合や、プログラムの共有を学校や塾内で閉じたい場合(外部にプログラムを共有したくない場合)、生徒の学習の進捗度合いを教師側で確認する機能がほしい場合といったケースでは、制限の解除などの調整をする必要があるため、Webサイトの問合せより事前に連絡のこと。