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障害学生のための「家でも就活カレッジ」6/22キックオフイベント

 エンカレッジは2023年6月22日、障害のある学生のためのキャリア教育プラットフォーム事業「家でも就活オンライン カレッジ(以下、家カレ)」を開始する。十分なキャリア教育を受けられていない障害のある学生に機会を提供していく試み。

イベント その他
キャリア形成から就職活動まで、一貫した支援を構築
  • キャリア形成から就職活動まで、一貫した支援を構築
  • 卒業学生に占める障害学生の就職率は一般学生より25%ほど下回る
  • 進路・就職指導は修学支援に比べ、十分に実施されていない
  • キャリア形成から就職活動まで、一貫した支援を構築

 エンカレッジは2023年6月22日、障害のある学生のためのキャリア教育プラットフォーム事業「家でも就活オンライン カレッジ(以下、家カレ)」を開始する。十分なキャリア教育を受けられていない障害のある学生に機会を提供していく試みで、6月1日には先行してWebサイトがオープンした。

 エンカレッジは、2020年より新卒の障害をもった学生への紹介サービス「家でも就活オンライン」を提供。計1,000名以上の学生の就職支援に取り組んできた。その中で見えてきたのは、就職活動への第1歩を踏み出すのが難しい学生が多くいる一方で、大学側がそうした学生の支援に十分なリソースを割けない現状だったという。

 そこで今回、全国の障害をもつ学生のためのキャリア教育プラットフォーム「家カレ」の事業開始が決定。社会に出ていくための準備セミナーや、オンラインOB・OG訪問、企業人事担当者との座談会、実際に会社で行われている業務を体験できるオンラインインターンシップなどを無償で提供する。また、プロジェクトの関係者同士で情報共有・意見交換を行う場をオンライン上に設けることで、障害のある学生の社会移行支援についてのナレッジを共有していくという。

 取組みには、京都大学や名古屋大学をはじめとする全国30の国公私立大学が初期参画。トヨタ自動車やソニーグループなど6社の企業が協賛している。今後の展望としては、2023年度内に100大学の参画を目指すという。

 6月22日には「家カレ」のキックオフイベントをオンラインにて開催。関係大学や企業担当者による「家カレ」の概要説明や、障害のある学生の社会移行という課題の展望、「家カレ」へ寄せる思いなどを講演する。参加費無料。希望者はWebサイト専用フォームより申し込む。

◆家でも就活オンライン カレッジ キックオフイベント
日時:2023年6月22日(木)13:00~15:00
場所:オンライン
参加費:無料
申込方法:Webサイト専用フォームより

《木村 薫》

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