滋賀大学は2023年5月29日、PKUTECHと連携・協力に関する協定を締結し、滋賀県庁にて連携協定締結発表会を実施した。協定は、データサイエンス分野の向上を図るため、連携を強化し、共同研究や人材育成などの産学連携の取組みを促進することを目的としている。
滋賀大学は、2017年に国内で初めて設置したデータサイエンス学部を含む、3学部を有する国立大学。PKUTECH(本社・東京)は、IT分野での社会貢献を目指して、「AI・データ分析」「マルチクラウド基盤とセキュリティ」「米国のローコード開発プラットフォーム」という3つのDX事業を中心に展開している。
協定では、データサイエンス分野の向上を図るため、共同研究や人材育成などの産学連携の取組みを促進。今後は、PKUTECHのAI・DX・マルチクラウドなどの最先端技術と、滋賀大学のデータサイエンス分野の知見の融合を通じて、新たなビジネスモデルの創出や社会課題の解決を目指していく。さらに、人材育成についても連携を密にして、インターンシップなどの人材交流を進め、次世代を担うデータサイエンス人材の育成に取り組むという。
滋賀県庁で行われた発表会では、劉甚秋社長より「AI・データ分析の力で、滋賀県をはじめとする地域に貢献していきたい」との思いが語られ、竹村彰通学長は「両者の強みを生かして、これまでにない新しい取組みに挑戦していきたい」と返した。