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ベネッセHD、リスキリングのパイオニアSkyHiveと資本提携

 ベネッセHDは2023年4月19日、AIによる迅速なリスキリングをグローバルに展開する米SkyHive(デラウェア州)に1,000万ドル(約13億円)を出資し、資本業務提携契約を締結したと発表した。4月20日付で出資。出資割合は非公表。

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 ベネッセHDは2023年4月19日、AIによる迅速なリスキリングをグローバルに展開する米SkyHive(デラウェア州)に1,000万ドル(約13億円)を出資し、資本業務提携契約を締結したと発表した。4月20日付で出資。出資割合は非公表。

 日本では少子化による労働力人口の不足により、今あるスキルに対して「学び足す」、リスキリングが急務とされている。ベネッセHDはリスキリング事業を成長分野と位置付け、多くの企業が力を入れているリスキリング需要を取り込む狙い。

 2017年にカナダで創業したSkyHiveは「世界をリスキリングすること」をビジョンに掲げる、米スタートアップのソフトウェアプロバイダー。世界の労働力データを分析し、迅速なリスキリングを可能にする量子労働分析(Quantum Labor Analysis)技術は、世界の労働経済へのプラスの影響により、世界経済フォーラムやフォーブスで評価されているという。

 今回の資本業務提携によりベネッセHDは、SkyHiveがもつAI技術をもとに、企業に対して従業員のスキルの可視化と分析、リスキリングに適切な学習マネジメントを実現。さらに米国発のオンライン教育Udemy(2015年からベネッセHDが日本事業を展開)をはじめとした学習コンテンツ提供を一気通貫で行うことが可能になるとしている。

 今後、SkyHiveの世界規模のデータとベネッセのもつ教育知見を掛け合わせ、新たなプログラムを開発するとともに、SkyHiveのもつリスキリング支援サービスを2024年3月までに日本国内で展開。2023年度内にはUdemy Business導入企業・検討企業へのサービス提供開始を予定している。

 なお、国内でのサービス料金は現時点で未定。サービス開始から5年で500社以上の利用を見込み、将来的には個人や中小企業、自治体等への展開も検討するという。

《川端珠紀》

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