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世界トップレベル研究拠点プログラム、東大・早大等19機関応募

 日本学術振興会は2023年4月5日、2023年度世界トップレベル研究拠点プログラム(WPI)の応募状況について公表した。東京大、早稲⽥⼤、北⾥研究所等、計19機関の応募が明らかになった。

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令和5年度世界トップレベル研究拠点プログラム応募状況⼀覧
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 日本学術振興会は2023年4月5日、2023年度世界トップレベル研究拠点プログラム(WPI)の応募状況について公表した。東京大、早稲⽥⼤、北⾥研究所等、計19機関の応募が明らかになった。

 世界トップレベル研究拠点プログラム(WPI)は、第一線の研究者が世界から多数集うような、優れた研究環境と極めて高い研究水準を誇る「目に見える研究拠点」の構築を目指すプログラム。採択された拠点には、世界最高水準の研究、融合領域の創出、国際的な研究環境の実現、組織の改革という4つのミッションが課せられる。支援期間は原則10年としている。

 2007年度より文部科学省の事業として開始されたWPIは、2019年時点で13の拠点が発足。近年、日本の科学技術政策の方向性が変化してきていること等から、2020年12月に新たなミッションが策定され、従来の4つのミッションを高度化するとともに、高等教育と連動した若手研究者の人材育成や、補助金支援期間終了後の持続可能性の確保といった「次代を先導する価値創造」を新たに加えた。

 今回、大学・大学共同利用機関法人・国立研究開発法人・公益法人を対象に2023年度のWPIを公募し、3月28日に一次審査申請書の提出を締め切った。応募があったのは、東京⼤「スピントロニクス・量⼦変⾰ 研究拠点」、早稲⽥⼤「フロンティア数理研究所」、北海道⼤「極限光量⼦ライフサイエンス研究拠点(仮称)」、北⾥研究所「シンギュラリティ3.0 & 感染症研究拠点」、東北⼤学 海洋研究開発機構「変動海洋エコシステム⾼等研究機構」等、WPI CORE 17件と、複数のホスト機関で提案するWPI 2件の計19機関。

 今後は、2023年6月1日まで二次審査申請書を受け付け、9月に三次審査を実施。事業開始は2023年10月を予定している。なお、今回の採択件数は、WPI CORE 2件、または複数のホスト機関で提案するWPI 1件。応募状況等の詳細は日本学術振興会のWebサイトで確認できる。

 

《木村 薫》

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