ワークスモバイルジャパンは、提供するコミュニケーションツール「LINE WORKS」において、保育業界向けLINE WORKS活用ハンドブックのデジタル版を刊行した。保育業界にて「LINE WORKS」を初めて利用する人たち向けで、利用は無料。
「LINE WORKS」は、ビジネス現場のコミュニケーションツール。チャットやスタンプ、掲示板、カレンダー、アドレス帳、アンケート等、グループウェア機能を揃えたビジネスチャットとなっている。無料版、有料版(スタンダード・アドバンスト)があり、無料でもほとんどの基本機能を使うことができ、顧客や取引先等の社外とのやりとりにも活用できるという。
保育業界向け「LINE WORKS活用ハンドブック」は、業務シーン別にLINE WORKSを活用するための方法とコツを公開している。保育の現場では、保護者から電話やメールで受けた連絡事項の伝達、シフトの変更、複数の職員への共有、大量の書類や資料の保管、災害時の緊急連絡等、煩雑なコミュニケーションが多く発生。そういったやりとりをスムーズに進め、課題を解決すべく刊行したもの。
実際に利用者から聞いた保育現場の業務シーン別に、現役保育士・育児アドバイザーのてぃ氏が、ポイント解説付きで「LINE WORKS」を活用するための方法とコツを紹介している。また、職場でICTツール活用のキャンペーンや、使い始めの際にあると良い「LINE WORKS」の利用ルールも公開。本格的に保育園や幼稚園で導入する前に、ハンドブックに沿って少人数で「LINE WORKS」を試すことで、現場にあわせた活用を体験できる。
ハンドブックは、デジタル版の12ページ。全体への情報共有(保護者からの送迎連絡の共有)、大事な連絡を蓄積(給食の配膳量を周知)、災害時の安否確認(写真や動画で状況を報告)、予定の可視化(職員や行事の予定、タスクの登録)等をまとめている。ハンドブックのダウンロードは無料。申込みはWebサイトから行う。
保育士・外部アドバイザーのてぃ氏は、キャリア14年の現役保育士で、子育てや保育に関するアイデアをYouTubeで発信。てぃ氏は、「保育の現場はもっとデジタルを活用していくべき時代に突入している」と話し、保育所のICT化は保護者にも大きなメリットがあり、現場の事務作業の負担軽減の他、子供たちと一緒に過ごす時間を増やすことにつながるとコメントしている。