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都教委、不登校等の支援にメタバース活用…新宿区で年内一部運用

 東京都教育委員会は2022年12月2日、不登校等の支援が必要な子供たちの居場所・学びの場として、仮想空間上に「バーチャル・ラーニング・プラットフォーム」を用意し、区市町村に提供する取組み行うことを発表した。12月中には新宿区と連携して一部運用を開始する。

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「バーチャル・ラーニング・プラットフォーム」のイメージ
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 東京都教育委員会は2022年12月2日、不登校等の支援が必要な子供たちの居場所・学びの場として、仮想空間上に「バーチャル・ラーニング・プラットフォーム」を用意し、区市町村に提供する取組み行うことを発表した。12月中には新宿区と連携して一部運用を開始する。

 バーチャル・ラーニング・プラットフォームは、日本語指導が必要な子供や不登校の子供の学習支援・進路相談等で活用する。運用にあたっては、東京都が仮想空間上に専用のスペースを構築し、区市町村に個別のフロアを提供。子供たちはアバターを使い、フロア内で交流したり、交流スペースでは友達と会話をすることができる。また、相談スペースでオンライン支援員へ相談したり、授業スペースにおいては、ビデオ会議ツールを使い、一斉学習も行えるという。

 小池百合子都知事は12月2日の定例会見で、バーチャル・ラーニング・プラットフォームについて、教育庁が担当して12月中に新宿区と協力して一部運用を開始することを発表した。今後は、実施結果の検証を踏まえ、2023年度から対象自治体の順次拡大を目指していくとしている。

《川端珠紀》

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