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児童虐待防止…文科大臣が学校関係者らへ声明

  文部科学大臣の永岡桂子は、「児童虐待防止推進月間」初日となる2022年11月1日、全国の子供たちと保護者・学校関係者・地域に向けてメッセージを同省ホームページ上で発信。子供向けメッセージ掲載ページに電話・SNS・地域での「子供のSOS相談窓口」を掲載している。

教育行政 文部科学省
文部科学大臣がメッセージ「全国すべての子供たちへ」を発信
  • 文部科学大臣がメッセージ「全国すべての子供たちへ」を発信
  • 子供のSOSの相談窓口(24時間子供SOSダイヤル)
  • 子供のSOSの相談窓口
  • 文部科学大臣によるメッセージ保護者、学校関係者、地域の皆さまへ『児童虐待の根絶に向けて ~地域全体で子供たちを見守り育てるために~』」

  文部科学大臣の永岡桂子は、令和4年度の「児童虐待防止推進月間」初日となる2022年11月1日、全国の子供たちと保護者・学校関係者・地域に向けてメッセージを同省ホームページ上で発信した。子供向けのメッセージ掲載ページには、電話・SNS・地域での「子供のSOS相談窓口」を掲載している。

 厚生労働省では、児童虐待問題に対する社会的関心や理解を得られるよう、児童虐待防止法が施行された11月を「児童虐待防止推進月間」と定めており、児童虐待防止に関するさまざまな取組みを集中的に実施する。子供への虐待についての児童相談所の相談対応件数(速報値)は、過去最多を更新して高止まりの状況にあり、極めて深刻な状況だという。

 文部科学大臣によるメッセージ「全国すべての子供たちへ」では、虐待による悩みを抱える子供たちに向けて相談できる存在があることを発信し、具体的な相談窓口をリンク先の別ページに掲載。「あなたやあなたのお友達が困っていたら、一人で悩まず、学校の先生やスクールカウンセラー、近所の人など周りの大人に相談してください。あなたの力になりたいと思っている人は、たくさんいます」としている。

 また、子供たちに接する大人へ向けては「児童虐待の根絶に向けて ~地域全体で子供たちを見守り育てるために~」と題したメッセージを発信し、保護者・学校関係者・地域のそれぞれに虐待防止策を提言。保護者に向けては「親子の未来を守るため、大切なお子さまの健やかな成長のため、『虐待はしない』と誓ってください」と訴え、心に余裕がない時にはストレス解消を行って、保護者自身が休む大切さを伝えている。一方で、地域社会に向けては「みなさまの声かけや日頃からのつながりが、保護者の不安軽減にもつながります」としている。

 虐待等に関しての相談窓口は、子供向けには子供専用・通話料無料の電話相談「24時間子供SOSダイヤル 0120-0-78310(なやみいおう)」をはじめ、電話・SNS・地域に用意されており、「地域の相談窓口」には児童生徒本人用と保護者用の窓口がそれぞれ紹介されている。虐待が疑われる場合には、近隣の児童相談所につながる全国共通の児童相談所虐待対応・通話無料ダイヤル「189(いちはやく)」にて匿名で通告・相談ができる。

《増田有紀》

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