文部科学省は2022年8月31日、2023年度(令和5年度)開設予定の大学の学部等の設置に係る答申について公表した。順天堂大学等の私大9校の学部設置や、専門職大学を設置する大学や大学院等、設置許可を「可」とする答申がなされた。
2023年度開設予定の大学の学部等の設置の認可について、大学設置・学校法人審議会において審議のうえ、8月31日に文部科学大臣に対し答申がなされた。答申内容を「可」と判定されたのは、専門職大学や高等専門学校を設置する5校、学部や学科等を設置する14校の他、大学院4校、大学院に学部や専攻を設置する16校。
このうち順天堂大学では健康データサイエンス学部 健康データサイエンス学科(定員100人)を設置。遠隔地に所在する設置校があることから、監事を支援する組織と監事との連携等により、監事による監査の体制の充実に努めること等の附帯事項が示されている。また、新潟薬科大学は、医療技術学部 臨床検査学科(定員60人)、看護学部 看護学科(定員80人)を新たに設置する。
専門職大学は、電動モビリティシステム専門職大学、東京情報デザイン専門職大学、グローバルBiz専門職大学、ビューティ&ウェルネス専門職大学の4校。高等専門学校は、神山まるごと高等専門学校の1校。
大学院は、札幌保健医療大学大学院、一宮研伸大学大学院、福岡女学院看護大学大学院、 宮崎国際大学大学院の4校。国公立で研究科を設置するのは、新潟県立大学大学院、富山県立大学大学院、福井県立大学大学院の3校、専攻の設置または課程を変更するのは、静岡社会健康医学大学院大学、新見公立大学大学院の2校。
なお、審査の過程において申請の取下げが私立で6校(6件)あり、7校(8件)が審査継続(保留)となっている。2023年度(令和5年度)開設予定大学等の一覧は、文部科学省Webサイトで公開している。