iTeachers TVは、教育ICTを通じて「新しい学び」を提案する教育者チーム「iTeachers」による教育ICT情報番組。先生や生徒、教育関係者をゲストに招き、ICTを活用した「新しい学び」の実践や取組みをプレゼンテーション形式で紹介する。
今回のゲストは、渋谷区立千駄谷小学校の鍋谷正尉先生。「教育現場とコンテンツ開発」と題して、7月27日に前編(Vol.327)、8月3日に後編(Vol.328)を公開した。
鍋谷先生は、小学校講師、図書館勤務、会社員を経て、2004年より東京都公立学校勤務。おもに小学校教員として勤務する一方、所属自治体の教員向けICT研修の運営に参加。1990年代より教育用コンテンツの開発を試み、現在も現場で授業をしながら教育用ソフトウェアやコンテンツの開発・検証を行っている。
前編では、デジタルによる教材研究の実態や課題に触れたうえで、教育現場で開発することのメリットや実際に開発した教材の例を紹介。現場教員である鍋谷先生が、学習者用デジタルコンテンツの開発に乗り出すことになった動機についても語る。
後編では、コンテンツ開発の現状を解説。実際に鍋谷先生が開発・運用している多種多様なシステムやアプリについて、授業での活用風景や開発の経緯等を交えて紹介する。また、現場教員ならではの学習コンテンツ開発の領域についても考察する。
番組後半には「教育ICTなんでも3ミニッツ」コーナーを収録。前編では情報通信総合研究所の平井聡一郎先生による「教科書から考えるこれからの高校の学び」、後編では千葉県立市川工業高等学校の片岡伸一先生による「電子黒板&キオスクモードで簡易板書配信」を紹介する。
番組は、すべてiTeachersのYouTubeチャンネルで視聴できる。毎週水曜日の夜に「iTeachersTV~教育ICTの実践者たち~」シリーズの新作を公開している。これまでに328回の番組を配信しており、過去の番組も視聴できる。
◆iTeachers TV【Vol.327】渋谷区立千駄谷小学校の鍋谷正尉先生
「教育現場とコンテンツ開発」前編
◆iTeachers TV【Vol.328】渋谷区立千駄谷小学校の鍋谷正尉先生
「教育現場とコンテンツ開発」後編