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高校向け、AIを実践で学ぶ教材2種発売…アフレル

 アフレルは2022年7月6日、全国初となる高校向けの数学・制御・ロボットを活用したシステム開発実践教材2種を発売した。全国の普通高校200校、工業高校50校へ導入を目指す。発売にともない、教材紹介セミナーを7月27日と8月3日に開催する。

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「AI・データサイエンス入門」教材
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  • 「AI・制御プログラミング」教材
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  • 共通教科情報科「情報II」対応/ロボット×PythonでAIの仕組みを学べる実習型カリキュラム教材の紹介
 アフレルは2022年7月6日、全国初となる高校向けの数学・制御・ロボットを活用したシステム開発実践教材2種を発売した。全国の普通高校200校、工業高校50校へ導入を目指す。発売にともない、教材紹介セミナーを7月27日と8月3日に開催する。

 2020年に小学校でプログラミング教育が必修化され、2021年には中学校、2022年には高校の情報の授業がより発展的な内容へ変更される中、2025年には大学入学共通テストでも情報が科目として追加されることが決定した。内閣府「AI戦略2022」の中では「すべての高等学校卒業生(約100万人卒/年)が、データサイエンス・AIの基礎となる理数素養や基本的情報知識を習得」と明記されている。

 このような状況を受け、アフレルは未来に向けて高度なAI人材育成を実現するための実践教材2種を開発。1つ目は高校「情報II」向けに、三平方の定理(数学)を用い、生徒自身がアルゴリズムを考え機械学習プログラムを作成・実行できる「AI・データサイエンス入門」教材を提供する。ミカンの色、重さデータの学習からAIによる自動出荷判定を行うプログラムを作成し、ブラックボックスとなりがちな機械学習の進行過程をグラフ表示することで、AIの仕組みの理解度を飛躍的に高めることができる。

 2つ目は工業高校向けに、実践的な工場活用を事例としたシステム開発ができる機械学習とロボット制御を連動して学ぶ「AI・制御プログラミング」教材を提供する。Teachable Machineを用いて大量の3D画像データの自動収集を行い、生徒自らがAIモデルを作成し、制御理論をもとにロボットアームの動作を最適化するプログラミングで課題解決を体験。ブラックボックスとなりがちな機械学習の判断基準を数値化することで、AIの仕組みの理解を高めると同時に、ロボットアームの制御により実践的な制御理論を学ぶことができる。現在、Webサイトではこれら2種の教材の教師用ガイド(サンプル)をダウンロードできるサービスも行っている。

 アフレルでは、同教材の発売にともない、ロボットが機械学習するようすを動画で解説し、教材の特徴とメリットを解説するセミナー「ロボット×PythonでAIの仕組みを学べる実習型カリキュラム教材のご紹介」をオンラインにて開催する。開催日は、7月27日と8月3日。参加は無料。申込みは、Webサイトから受け付けている。

◆ロボット×PythonでAIの仕組みを学べる実習型カリキュラム教材のご紹介
日時:2022年7月27日(水)17:00~17:30/8月3日(水)14:00~14:30
会場:オンライン(Zoom)
参加費:無料
申込方法:申込フォームより受け付ける。
※参加方法は、申込後3営業日以内にメールで通知
<内容>
1.SPIKEプライムとは
2.本教材の構成
-学習指導案
-ダウンロードコンテンツ
-事前知識
-プログラム実行までの流れ
-操作手順
3.教材の特徴とメリット
-ロボットを使うメリット
-本教材で扱う機械学習
-学習過程の可視化
4.まとめ
5.質疑応答
《川端珠紀》

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