教育同人社は2020年度から継続してEdTech導入補助金に採択されており、今回3年連続での採択が決定。2022年度は、過去2年間の導入実証を踏まえ全国の特別支援学校6自治体10校(6月29日現在、追加申請中)における実証を進める。
採択されたEdTechツールは「指書きレッスン」シリーズ。タブレットのブラウザ上で筆順や字形の指書き練習を行うことができるクラウドサービスで、「漢字」「かたち」「ひらがな」「すうじ」「カタカナ」「ローマ字」「英単語」「にほんご(外国人児童向けに英語・ポルトガル語・タガログ語・ウクライナ語表示対応)」の筆順練習に対応。採点機能は意図的に排除し、子供が正誤判定によって意欲を失うことなくお手本を見て練習し、正誤を自分で確認しながら習熟していく活用場面を想定している。
「指書きレッスン」シリーズは、字形の筆順練習と特別支援に特化した「指書きレッスンPRO」と、外国人児童への日本語教育や、中~高学年への英語教育に特化した「指書きレッスンGLOBAL」をラインアップ。学校の実態にあわせて選択し活用できる。GIGAスクール構想の標準仕様として提示されている3OSすべてに対応し、ブラウザ上で動作するためインストール不要ですぐに利用できる。
「指書きレッスンPRO」は、かたち、ひらがな・すうじ、カタカナに加え、漢字(小学校1~6年生)、ローマ字を収録。付属ソフトとして、先生の書いた字がそのままお手本となる「いっしょに書き方練習」がセットになっている。「指書きレッスンGLOBAL」は、ひらがな・すうじ、カタカナ、にほんご、ローマ字、アルファベット、英単語を収録。「にほんご」コンテンツは外国人児童向けに英語、ポルトガル語、タガログ語の訳語表示が可能。全国でウクライナからの避難民受け入れが進む現状を踏まえ、6月30日にウクライナ語表示対応版も急きょリリースした。
児童生徒の実態にあわせてお手本やガイドのオン・オフも調整可能。合理的配慮に基づく指導や特別支援教育にも対応している。教育同人社は、事業による検証結果を踏まえ、さらなるICTサービスの開発・提供を行い、GIGAスクール時代の学校教育を支援していくとしている。