社会教育主事講習は、新たに社会教育主事となりうる資格を得るために、生涯学習概論(2単位)・生涯学習支援論(2単位)、社会教育経営論(2単位)、社会教育演習(2単位)の4科目を受講する講習。おもに社会教育現場での経験がある人を受講対象者と想定したカリキュラムで構成している。受講には、大学・短大等を卒業、教員免許を所有、社会教育関係の職に2年以上従事、学校に4年以上勤務等のいずれかに該当する必要がある。
文部科学省は5月24日、社会教育主事講習の実施について発表。社会教育主事講習等規程(昭和26年文部省令第12号)に基づき、2022年度に社会教育主事の講習を行う教育機関ごとに、講習期間、受講者数等、受講者の選定方法等を記載したPDFファイルを公開した。
社会教育主事となりうる資格を付与することを目的とした講習の実施機関は、東北大学、宇都宮大学、国立教育政策研究所等、14機関。一部の科目を指定する講習(社会教育主事となる資格取得のために必要なすべての科目を修得している者が対象)を実施する機関は、北海学園大学、九州大学、放送大学等、10機関。開講する科目は「生涯学習支援論」「社会教育経営論」の2科目。
受講者の選定は、社会教育主事の講習を行う教育機関が、関係都道府県の教育委員会の関係職員、運営委員会の意見を聞いて実施する。受講申込は、各教育機関にて行う。詳細は教育機関に直接問い合わせること。実施細目の変更については、文部科学省・各教育機関のWebサイトを参照。