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GW明けの休校0.1%、一部閉鎖1.7%…GWの影響なく減少傾向

 文部科学省は2022年5月20日、新型コロナウイルス感染症の影響による公立学校臨時休業状況調査の結果を発表した。GW明けの5月9日時点で、公立学校の臨時休校は0.1%、学年閉鎖と学級閉鎖は1.7%。いずれも新学期当初の4月11日に行なった前回調査より減少している。

教育行政 文部科学省
公立学校の臨時休業状況の推移
  • 公立学校の臨時休業状況の推移
  • 学校種別の状況/都道府県別(すべての学校種)の状況
 文部科学省は2022年5月20日、新型コロナウイルス感染症の影響による公立学校臨時休業状況調査の結果を発表した。GW明けの5月9日時点で、公立学校の臨時休校は0.1%、学年閉鎖と学級閉鎖は1.7%。いずれも新学期当初の4月11日に行なった前回調査より減少している。

 文部科学省は、公立の幼稚園と小学校、中学校、高等学校、特別支援学校における「特定の学年・学級の臨時休業を行っている学校」「学校全体の臨時休業を行っている学校」について、定期的に調査を実施。今回は、2022年度(令和4年度)第2回となる5月9日時点の状況を集計し、GW明けの休校状況を明らかにした。

 学年・学級閉鎖(特定の学年・学級の臨時休業)を行っている学校は、幼稚園が10校(0.4%)、小学校が348校(1.9%)、中学校が128校(1.4%)、高等学校が80校(2.3%)、特別支援学校が19校(1.7%)、計585校(1.7%)。前回調査時(4月11日時点)より123校(0.3ポイント)減少した。いずれの学校種も、割合で見ると増減なし、または減少に転じている。

 臨時休校(学校全体の臨時休業)を行っている学校は、幼稚園が2校(0.1%)、小学校が10校(0.1%)、中学校が7校(0.1%)、高等学校が8校(0.2%)、特別支援学校が0校、計27校(0.1%)。前回調査時より、55校(0.1ポイント)減少し、全学校種で10校以下となっている。

 都道府県別でみると、学年・学級閉鎖を行っている学校の割合がもっとも高かったのは香川県9.3%(30校)、広島県7.1%(59校)、岡山県6.9%(53校)、福井県6.9%(22校)、長野県5.4%(35校)となり、5%を超えたのは5県のみ。一方、富山県、高知県、大分県、宮崎県の4県は、学年・学級閉鎖を行なっている学校が0校だった。臨時休校を行なっているのは、沖縄県5校、長野県4校、島根県3校、岡山県3校等、計13道府県。7割以上は、臨時休校を行っていない。
《畑山望》

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