学校教育向けにICT利活用を支援するチエルは2022年4月、Chromebook活用支援ツールとしてGoogle Classroomの授業用コンテンツを自由に共有し合えるコンテンツプラットフォーム「InterCLASS Learning Share」を発売する。 GIGAスクール構想により1人1台端末環境が整備され、ICTを活用した学習場面が当たり前になってきている。しかしその一方で、ICTを活用した新たな教材作りに時間がかかったり、ICTの得意不得意による教師間の差が広がったりといった問題が出てきているのが現状だ。 そのような中で新たに発売される「InterCLASS Learning Share(インタークラス ラーニングシェア)」は、Google Classroomを活用するためのコンテンツプラットフォーム。教師が授業や学級運営のためにGoogle Classroomで作成した「授業パック」(Google Classroomの授業内で作成できる課題、テスト付きの課題や質問、資料等の総称)のコンテンツを、簡単に共有することができる。「他クラスの教師が作ったコンテンツを自分のクラスでも使用したい」「年度更新時に過去のクラスで作成した課題をそのまま引き継ぎたい」といった悩みを解決することができる。 また、「InterCLASS Learning Share」を使用することで、同じ自治体内の教師やICT支援員が作成した「授業パック」のコンテンツも共有することが可能となる。自治体全体で授業コンテンツを管理・蓄積できる体制が整い、教師のニーズにあわせた校務効率化が実現される。 チエルでは、ICT活用が進んでいる学校の活用アイデアや、他校の公開授業で使用されたコンテンツ等の共有を通じて、自治体全体のICT利活用促進をサポートしていくとしている。