3月の「自殺対策強化月間」に向けて、厚生労働省の後藤茂之大臣は2022年2月25日、メッセージを発信した。1人で悩みを抱え込まず身近な人に相談するよう呼びかけるとともに、身近な人がいつもと違うと感じた場合は温かく見守る意識と行動が重要だと訴えている。 自殺対策基本法では例年、月別自殺者数のもっとも多い3月を「自殺対策強化月間」と位置付け、厚生労働省や地方公共団体、関係団体等が連携し、「誰も自殺に追い込まれることのない社会」の実現に向け、相談事業や啓発活動を実施している。 厚生労働省の後藤茂之大臣のメッセージは、3月の「自殺対策強化月間」を通じ、国民ひとりひとりが自殺対策について、理解と関心をもつよう取り組んでいきたいと説明。「どうかひとりで悩みを抱え込まずに、まずはご家族やご友人、職場の同僚等、身近な人に一言相談してください」と呼びかけている。 また、もし家族や友人、同僚等、身近な人のようすがいつもと違うと感じた場合には、「じっくりと耳を傾け、支援先につなげ、温かく見守るといった意識と行動が重要」と指摘。「悩みを抱える方が周りの誰かに一言相談できるよう、受け止める社会にしていきたい」と結んでいる。