文部科学省は2022年1月24日、基本的な機能を備えたデジタル教科書の要件に関する資料提供の依頼をWebサイトに掲載した。提供期限は2月4日午後5時(郵送の場合は必着)。 現在、デジタル教科書は各発行者が各々の仕様で作り込みをしているため、「コンテンツが重くネットワーク負荷がかかる傾向にある」「仕様がさまざまで規模の経済性が働く前提が整っていない」「アカウント管理や機能・操作性がさまざまで学習者の利便性が低い」といった状況が見られるため、文部科学省としてデジタル教科書の要件定義を示すことを検討しているという。 要件を定義するデジタル教科書のイメージは、「教科書の版下データ(PDF形式等)から容易に作成可能(作成コストが低廉)」「GIGA端末の汎用ブラウザ(Chrome/Firefox/Safari/Edge)で閲覧できる」「シングルサインオン機能や仕様の統一化等により学習者の利便性の向上に資する」等。文部科学省は、これらの検討のための参考情報を取得するため、Webサイトで資料の提供を呼びかけている。 資料の提供は、メールや郵送にて受け付けている。期限は2月4日午後5時(郵送の場合は必着)。