東京都は2021年10月25日、都職員の給与の状況を公表した。小中学校教育職の平均給与月額は43万4,491円(平均年齢40.0歳)、高等学校教育職の平均給与月額は45万8,099円(同44.2歳)。教育職の初任給は、大学卒19万7,300円、短大卒18万400円であった。 東京都による都職員の給与の公表は、1981年以降、自治事務次官通知に基づいて毎年行っている。人事給与制度改革等により、東京都の2020年度(令和2年度)普通会計決算の人件費は、財政再建推進プランを策定した1999年度(平成11年度)と比べ2,834億円(15.4%)減となる1兆5,574億円。人件費の歳出に占める割合は18.1%で、前年度に比べ2.5ポイント減少した。 2021年4月1日現在の一般行政職員の平均給与月額は46万3,399円(平均年齢41.9歳)。前年の45万7,097円(同41.8歳)に比べ1.4%増加した。小中学校教育職は43万4,491円(同40.0歳)、高等学校教育職は45万8,099円(同44.2歳)。なお、平均給与月額とは、給料に諸手当を加えたものの平均月額で、期末・勤勉手当は含まれていない。 大学卒の一般行政職の初任給は、18万3,700円。教育職の初任給は、大学卒が19万7,300円、短大卒が18万400円。この他、地域手当、扶養手当、住居手当、通勤手当等が支給される。