東京都教育委員会は2021年10月22日、2021年度東京都公立学校教員採用候補者選考(2022年度採用)の結果を公表した。受験者数は前年度比658人減の8,607人、選考合格者数は前年度比752人減の2,650人。受験倍率は前年度比0.5ポイント増の3.2倍と2年ぶりに上昇した。 2021年度東京都公立学校教員採用候補者選考は、採用見込者数2,635人に対し、応募者数1万200人、受験者数8,607人。選考合格者である名簿登載者数は2,650人。名簿登載者に対する受験者数の倍率は、全体で3.2倍。受験倍率は近年、低下傾向にあるが、前年度の2.7倍より0.5ポイント増加した。 校種別では、小学校全科(理科コース・英語コース含む)は受験者数2,725人(前年度比328人減)、受験倍率2.3倍(同0.3ポイント増)。中高共通は受験者数4,120人(同130人減)、受験倍率4.4倍(同1.1ポイント増)。特別支援学校は受験者数540人(同70人減)、受験倍率2.8倍(同0.3ポイント減)等。 受験倍率がもっとも高かったのは、特別支援学校・中学部高等部「社会」11.6倍、ついで中・高等学校共通「保健体育」9.7倍、高等学校「情報」9.0倍。もっとも低かったのは、高等学校「農業・造園系」等の1.0倍であった。 東京都教育委員会では、Webサイトに選考結果を掲載。受験者全員に合否結果通知を発送した。今後は、採用候補者名簿登録者を各区市町村教育委員会または都立学校に紹介し、面談を経て採用する。また、2023年度の採用に向けて、オンライン説明会やオンラインによる個別相談会等の実施も予定している。