東京都は2021年8月11日、2021年度東京都公立学校教員採用候補者選考(2022年度採用)第一次選考の結果通知に誤送付があったことを発表した。1名分の結果通知について、一文字違いの氏名である別の受験者に誤って郵送してしまったという。
2021年度東京都公立学校教員採用候補者選考の第一次選考は7月11日に実施。8月6日に東京都教育委員会のWebサイト上で第一次選考合格者の受験番号を発表するとともに、個々の受験者に結果通知を郵送した。
今回、受験者Aに届けるべきであった圧着式はがきの結果通知について、誤って一文字違いの氏名である受験者Bに郵送。8月10日に受験者Bから東京都に対し、自分の氏名と違う結果通知が届いたと連絡があり、誤送付が判明した。
結果通知の記載内容は、受験教科、受験番号、氏名、合否(不合格の場合は成績ランクを含む)。受験者Bは、一次選考免除のため、本来は郵送物がなかった。東京都によると、第一次選考後、受験者Bから住所変更届が東京都に届いた際、誤って一文字違いの氏名である受験者Aの住所を東京都が変更してしまったことが原因だという。
東京都では、受験者A、Bに謝罪し、経緯を説明。誤送付した結果通知を回収した。再発防止策として当面、氏名や受験番号を含め、複数情報を確認する他、複数の職員による再確認作業の徹底を図る。さらに現在、受験者情報等に係る登録システムの構築を進めており、今後、受験者本人が直接、住所等の登録情報を変更できるよう検討していくとしている。