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東京都、小中学校で在学者・教員数が増加…学校基本調査

 東京都は2021年9月21日、2021年度学校基本調査の結果速報を公表した。幼保連携型認定こども園が学校数、在学者数、教員数ともに前年度から増えた一方、幼稚園と各種学校はいずれも減少。小学校と中学校では、在学者数と教員数(本務者)が増加した。

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学校数の推移
  • 学校数の推移
  • 在学者数の推移
  • 設置者別生徒数および割合の推移(中学校)
  • 設置者別生徒数および割合の推移 高等学校(全日制・定時制)
  • 教員数(本務者)の推移
  • 学校数、在学者数、教員数
  • 学校数
  • 在学者数
 東京都は2021年9月21日、2021年度学校基本調査の結果速報を公表した。幼保連携型認定こども園が学校数、在学者数、教員数ともに前年度から増えた一方、幼稚園と各種学校はいずれも減少。小学校と中学校では、在学者数と教員数(本務者)が増加した。

 学校基本調査は、統計法に基づき文部科学省が地方公共団体を通じ1948年度から毎年実施している基幹統計調査。今回の速報では、2021年5月1日を調査期日とする学校基本調査結果のうち、東京都内の学校についておもな内容を公表した。

 学校数は、幼稚園が前年度比8園減の976園、幼保連携型認定こども園が前年度比6園増の40園、小学校が前年度と同じ1,328校、中学校が前年度比2校減の801校、高校(全日制・定時制)が前年度比1校増の429校、特別支援学校は前年度比1校増の71校。義務教育学校は8校、中等教育学校は8校で、前年度と同数だった。

 学校種別の在学者数は、幼保連携型認定こども園が前年度比731人増の6,949人、小学校が前年度比3,530人増の62万2,821人、中学校が前年度比6,644人増の31万1,049人、義務教育学校が前年度比292人増の7,917人、特別支援学校が前年度比194人増の1万3,713人と、いずれも前年度から増加した。

 一方、幼稚園は前年度比9,639人減の13万4,456人、高校(全日制・定時制)は前年度比4,578人減の30万1,651人、中等教育学校は前年度比6人減の7,045人、専修学校は前年度比3,581人減の14万5,998人、各種学校は前年度比2,993人減の1万9,919人と、前年度から減少した。

 中学校の生徒数を設置者別にみると、国立は前年度比6人減の2,576人、公立は前年度比4,883人増の22万9,999人、私立は前年度比1,767人増の7万8,474人。生徒総数に占める公立生徒数の割合は73.9%で、前年度から0.1ポイント低下した。10年前(2011年度)の73.6%と比較すると、0.3ポイントの上昇となった。

 高校(全日制・定時制)の生徒数を設置者別にみると、国立は前年度比35人減の3,231人、公立は前年度比3,441人減の12万6,739人、私立は前年度比1,102人減の17万1,681人。生徒総数に占める公立生徒数の割合は42.0%で、前年度から0.5ポイント低下。2011年度の43.0%との比較では、1.0ポイント低下した。

 教員数(本務者)を学校の種類別に前年度と比較すると、幼稚園は102人減の1万672人、幼保連携型認定こども園は180人増の1,035人、小学校は517人増の3万6,135人、中学校は447人増の2万183人、義務教育学校は24人増の487人、高等学校(全日制・定時制)は16人減の1万9,238人、中等教育学校は12人増の548人、特別支援学校は8人減の6,155人、専修学校は9人増の7,341人、各種学校は90人減の2,054人。

 幼保連携型認定こども園は、学校数、在学者数、教員数ともに前年度から増加。一方、幼稚園と各種学校は学校数、在学者数、教員数ともに前年度から減少した。
《奥山直美》

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