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【大学受験】2025年度新課程入試方針(予告)Kei-Net解説

 河合塾の大学入試情報サイトKei-Netは2021年8月2日、文部科学省が公表した2025年度の「大学入学共通テスト実施大綱の予告」「大学入学者選抜実施要項の見直しに係る予告」について内容をまとめた。2025年度の大学入学共通テストでは新教科「情報」が出題される。

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 河合塾の大学入試情報サイトKei-Netは2021年8月2日、文部科学省が公表した2025年度の「大学入学共通テスト実施大綱の予告」「大学入学者選抜実施要項の見直しに係る予告」について内容をまとめた。2025年度の大学入学共通テストでは新教科「情報」が出題される。

 文部科学省は2021年7月30日、各都道府県教育委員会教育長、各国立私立大学長、大学入試センター理事長等に2025年度の大学入試方針(方向性)として「大学入学共通テスト実施大綱の予告」「大学入学者選抜実施要項の見直しに係る予告」を通知。高等学校では2022年春の入学生から教育課程が改訂され、2025年度入試は新課程で学んだ高校生が初めて受験する入試となる。課程改訂で出題教科等が変更されるため、準備期間を考慮し、現時点で「予告」が公表された。また、2017年・2018年公表の「共通テストの実施方針」の廃止が明らかになり、民間の英語資格・検定試験を活用する「大学入試英語成績提供システム」導入について、正式に諦めた形だ。

 大学入学共通テストでは「情報」が新設され、新学習指導要領の必須科目「情報I」が出題範囲となる。また、出題教科・科目数は6教科30科目から7教科21科目に再編、地理歴史・公民は現行の10科目から6科目に再編される。数学2は「数学II・数学B・数学C」の1科目のみとなる。なお、現時点で試験時間・配点等は未公表。

 大学入学者選抜実施要項については、各大学が実施する入試のルールブックにあたり、今回の予告は「大学入学者選抜における多面的な評価の在り方に関する協力者会議」等の審議内容を踏まえた見直し案となっている。

 これまで一般選抜とそれ以外という分類をしてきた入試方法を、「一般選抜」「総合型選抜」「学校推薦型選抜」の3つに再整理。一般選抜の定義として、学力検査、小論文等をおもな資料とし、大学・学部等の目的、特色、専門分野の特性によって、実技検査等を資料に加えつつ、調査書、入学志願者本人の記載する資料を組み合わせて評価・判定する方法と加えている。

 また、大学入学共通テストで断念した民間の英語資格・検定試験、記述式問題は、各大学が実施する個別学力検査での導入が促されている。そのほか、調査書については、多面的評価の観点から、2021年度入試より記載内容の詳細化が行われたが、指導要録に基づいて作成する原則や、高等学校教員の負担軽減などを理由に簡素化される。

 文部科学省は各大学に、新学習指導要領に対応した2025年度大学入学者選抜における個別学力検査および大学入学共通テストの教科・科目の設定等については、入学志願者の準備に大きな影響を及ぼすことが予想されることから、2年程度前を待たず、可能な限り早期に検討し、予告・公表するよう要請している。
《田中志実》

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