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QS世界大学ランキング2022、国内大学は48%が順位下降

 世界大学評価機関の英国クアクアレリ・シモンズ(Quacquarelli Symonds、以下「QS」)は2021年6月9日、世界大学ランキング2022を発表した。日本の大学は48%が前年より順位を下げた。

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QS世界大学ランキング2022
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 世界大学評価機関の英国クアクアレリ・シモンズ(Quacquarelli Symonds、以下「QS」)は2021年6月9日、世界大学ランキング2022を発表した。日本の大学は48%が前年より順位を下げた。

 QS世界大学ランキング(QS World University Rankings)は、2004年から毎年発表している世界の上位1,300大学をランク付けするもの。QS社のメインのWebサイトである「TOPUNIVERSITIES」は、2020年に1億4,700万回以上閲覧されたという。

 世界大学ランキング2022では、「マサチューセッツ工科大学(MIT)」が10年連続で1位を獲得。ついで、2位「オックスフォード大学」、3位「スタンフォード大学」「ケンブリッジ大学」、5位「ハーバード大学」。TOP5のうち3校をアメリカの大学が占めた。

 アジアでは、11位の「シンガポール国立大学」がトップとなり、12位「南洋理工大学(NTU)」、17位「清華大学」、18位「北京大学」、22位「香港大学」が続いた。

 日本国内では、23位「東京大学」、33位「京都大学」、56位「東京工業大学」、75位「大阪大学」、82位「東北大学」、118位「名古屋大学」、137位「九州大学」、145位「北海道大学」、201位「慶應義塾大学」、203位「早稲田大学」の順にランクインした。

 ランク入りした日本の48大学のうち、前年より順位を上げた大学は5校(10.4%)、順位を下げた大学は23校(47.9%)、同順位を維持した大学は17校(35.4%)、今回初めてランク入りした大学は3校(6.3%)だった。

 東京大学は前年の24位から23位へと順位を上げ、Academic Reputation(学術関係者からの評判)指標では100点満点、Employer Reputation(雇用者からの評判)指標では100点満点中99.6点を獲得している。また、京都大学は前年よりも5位上昇し、2011年以降で最高の順位になっている。

◆QS世界大学ランキング2022
1位「マサチューセッツ工科大学(MIT)」アメリカ
2位「オックスフォード大学」イギリス
3位「スタンフォード大学」アメリカ
3位「ケンブリッジ大学」イギリス
5位「ハーバード大学」アメリカ
6位「カリフォルニア工科大学(カルテック)」アメリカ
7位「インペリアル・カレッジ・ロンドン」イギリス
8位「ETHチューリッヒ(スイス連邦工科大学)」スイス
8位「ユニバーシティ・カレッジ・ロンドン(UCL)」イギリス
10位「シカゴ大学」アメリカ

◆QS世界大学ランキング2022にランクインした国内大学トップ10
※( )内は総合順位
1位「東京大学」(23位)
2位「京都大学」(33位)
3位「東京工業大学」(56位)
4位「大阪大学」(75位)
5位「東北大学」(82位)
6位「名古屋大学」(118位)
7位「九州大学」(137位)
8位「北海道大学」(145位)
9位「慶應義塾大学」(201位)
10位「早稲田大学」(203位)
《桑田あや》

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