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文科省、感染症の影響踏まえた高校入試等への配慮継続を要請

 文部科学省は2021年6月4日、新型コロナウイルス感染症の影響が続く場合、2022年度以降の高等学校入学者選抜等(小学校や中学校、特別支援学校、専修学校高等課程等の入学者選抜を含む)においても2021年度と同様の配慮等をするよう、各教育委員会等に要請した。

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  • 新型コロナウイルスに関連した感染症対策に関する対応について
 文部科学省は2021年6月4日、新型コロナウイルス感染症の影響が続く場合、2022年度以降の高等学校入学者選抜等(小学校や中学校、特別支援学校、専修学校高等課程等の入学者選抜を含む)においても2021年度と同様の配慮等をするよう、各教育委員会等に要請した。

 文部科学省は、新型コロナウイルス感染症の影響が続く場合、2022年度以降の高校入学者選抜等においても部活動等の行事・大会の実績等の評価や試験会場等における感染症対策等について配慮等をするよう、入学者選抜を実施する各教育委員会等(以下「実施者」)に対し、6月4日付けで通知を発出した。

 2021年度高校入学者選抜等では、感染症対策の一環として、高校等のWebサイトで出願書類の配布や合格発表を行う等のデジタルを活用した取組みや、追検査等による受検機会の確保等、各実施者の判断においてさまざまな取組みが進められた。文部科学省は、入学志願者の利便性の向上や実施者の負担軽減に資する取組みは、感染症の影響が続く状況下だけでなく影響がなくなった後も引き続き、各実施者の実情に応じて取組みの継続やさらなる推進をするよう要請した。

 入学者選抜等の実施にあたっては、「中学校等の臨時休業の実施等を踏まえた令和3年度高等学校入学者選抜等における配慮事項について」(2020年5月13日付けで通知)等を踏まえ、適切に対応することとした。また、地域の感染状況が著しく深刻であるような場合を除き、各実施者において定める入学者選抜実施要項の公表後は、学力検査を実施する教科等の変更等、入学志願者に不利益を与えるおそれのある変更は行わないよう呼びかけた。

 このほか、日本人学校等の在校歴がある入学志願者については、「新型コロナウイルス感染症の影響を踏まえた日本人学校等における教育の実施状況に関する配慮について」(2020年10月20日付けで通知)の「2」を踏まえ、適切に対応することとした。
《桑田あや》

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