エプソンは、アプリ「Epson Smart Panel」に、オンライン学習サービス「Google Classroom」の印刷する機能などを追加し、2021年4月15日から提供を開始した。追加機能により、課題の印刷や書き込みをした課題のスキャン提出が簡単に行えるようになる。 現在、文部科学省が提唱する「GIGAスクール構想」により、1人1台の情報端末を使った学習が小中学校で本格化。新型コロナウイルスと共存する新しい生活様式が進む中、「Google Classroom」は、生徒と先生をつなぐオンライン学習サービスの1つとして注目されている。 「Epson Smart Panel」は、スマートフォンがプリンターのリモコンのように簡単に操作できるアプリ。今回、「Epson Smart Panel」に「Google Classroom」の「授業」に投稿された課題を印刷する機能や、プリントに書き込んだ課題をスキャンする機能を追加。これにより生徒は情報端末上で課題を見て解答するだけでなく、実際に紙に印刷して取り組めるほか、解答した用紙をスキャンし再びデータ化して提出することができる。「デジタル学習」に「紙学習」を組みあわせることで、学習効率を高めることが期待される。 印刷できるファイル形式は、JPEG、PNG、HEIF、DIB、PDF、Microsoft Word、Excel、PowerPoint、TEXT、RTF(Androidのみ)、CSV(Androidのみ)。また、プリント機能は、生徒アカウントからのみ対応する。対応プリンターの機種、対応条件、使い方などの詳細はWebサイトで確認できる。アプリ「Epson Smart Panel」は無料でダウンロードできる。