教育業界ニュース

北欧3か国「教育オンライン視察」4~6月、われわれは何を学ぶべきなのか?

 リシードは2021年4月にフィンランド、5月にスウェーデン、6月にデンマークの北欧3か国の教育を視察するオンラインツアー「平井聡一郎先生と巡る北欧2021~オンラインで実現する海外教育視察」を実施する。

イベント 教員
PR
「平井聡一郎先生と巡る北欧2021~オンラインで実現する海外教育視察」
  • 「平井聡一郎先生と巡る北欧2021~オンラインで実現する海外教育視察」
 リシードは2021年4月にフィンランド、5月にスウェーデン、6月にデンマークの北欧3か国の教育を視察するオンラインツアー「平井聡一郎先生と巡る北欧2021~オンラインで実現する海外教育視察」を実施する。

 北欧ツアーコーディネーターとして教育をはじめ広いテーマを手掛ける戸沼如恵さんのガイドで各国を巡り、情報通信総合研究所 特別研究員の平井聡一郎先生と教育事情に詳しい現地コーディネーターとのトークで、各国の教育情報の今を探る。

 世界幸福度調査で3年連続首位を獲得するフィンランドを始め幸福度が高いと言われる北欧の教育から日本は何を学ぶべきなのか? 過去に北欧の視察を行ってきた平井氏は「わたしがフィンランドやデンマークに視察に行ったのは、昨年から実施された学習指導要領のベースに北欧の教育があるのではと考えたからです。そこで、原点というべき教育を自分の目で見て、実感することで日本の教育改革を考えていきたいと思いました。実際に学校に行き、教室に入ってみると、そこで感じたのはそれぞれの国の思想であり、教育のビジョンでした。特に学校経営に関わる方からの話では、『社会とのリンク』という言葉が心に残ります。これは同じ言葉をアメリカのハイテックハイでも言われました。もちろん、社会背景や教育制度の違いにより、北欧の教育をそのまま日本で持ち込むことは難しいでしょう。しかし、そこには日本の教育を変える大きなヒントがあると感じました」と言う。

 また今回のオンライン視察について「外から北欧の教育を見て私が感じたことと、自分の子育てを通して北欧の教育を中で見てきた現地スタッフが感じたことを比べて、北欧の教育の理念を感じ取り、そこから日本の教育を考えるきっかけになってくれたらいいなと思います。そして、コロナ収束後、今回参加した皆さんと一緒に今回の3か国を訪れたいですね」と語る。

「平井聡一郎先生と巡る北欧2021~オンラインで実現する海外教育視察」概要


形式


 Zoomによるライブイベント。一部ブレークアウトルーム使用(参加方法は参加者にメールにてご案内)

対象


 教職員、および教育に関心のある保護者、学生など(参加条件なし)

定員


 各回先着50名

日程


・フィンランド
 (1)2021年4月16日(金)20:00~22:10
 (2)2021年4月24日(土)19:00~21:10
・スウェーデン
 (1)2021年5月22日(土)19:00~21:10
 (2)2021年5月30日(日)19:00~21:10
・デンマーク
 (1)2021年6月11日(金)20:00~22:10
 (2)2021年6月19日(土)19:00~21:10

申込み方法・参加費


 下記のボタンをクリックして、フォームに必要事項をご記入のうえ申し込む。参加者には、メールにて参加用のURLを案内する。
 ※支払いは、VISA、Master、アメックス、JCB、ダイナーズ、ディスカバーのクレジットカードもしくはデビッドカートに対応。
 3か国セット:税別6,000円(税込6,600円)
(1)4/16、5/22、6/11
(2)4/24、5/30、6/19


 1か国(1回):税別2,500円(税込2,750円)







※申込みが完了しますと、参加用URLがメールにて送信されますので、ご確認のうえ、当日まで保存していただきますようお願いします。
※申込み後の日程変更などのご相談は、お問合せフォームにて受け付けます。編集部より返信しますので、必ずご確認ください。
※申込みにはリシード メンバーズ(リシード メンバーズとは)への登録(名前とメールアドレス)が必要です(登録方法詳細)。ご登録のうえ、上記「申込み」ボタンをクリックしてお申し込みください。

当日のスケジュール(予定)


編集部からのご挨拶(5分)
戸沼如恵さんによるバーチャルトリップ(40分)
 4月 フィンランド:ヘルシンキの歴史を学びながら公共図書館巡り
 5月 スウェーデン:ストックホルム市民の民主主義&成熟した社会を知る
 6月 デンマーク:コペンハーゲンのサステナブル建築&コミュニティ巡り
平井聡一郎先生による学校教育プレゼン&現地コーディネーターとのトークセッション(40分)
参加者同士のディスカッション<ブレークアウトルーム利用>(20分)
 ※カメラオンで参加いただく予定ですが、都合の悪い方はオフでも結構です。
平井聡一郎先生による総括(20分)
編集部からのご挨拶(5分)

講師・コーディネーター


平井聡一郎
 情報通信総合研究所 特別研究員。元・教育委員会 指導主事。小学校、中学校の教諭、管理職22年間と指導主事11年間の経験を経て、2017年より現職。古河市教育委員会で3年間にわたり、全国初のセルラーモデルiPad導入、クラウド活用、エバンジェリスト制度というリーダー教員育成システムなど、先導的な教育 ICT 環境構築に取り組んでいる。

戸沼如恵
 エコ・コンシャス・ジャパン(合)代表。2010年長女のデンマーク留学をきっかけに北欧に魅了され2011年6月東日本大震災のあとにデンマークを取材し、強烈なインパクトを受ける。2012年より北欧ツアーを主催、その後北欧ツアーコーディネーターとしてエネルギー、教育、福祉、農業、建築、デザイン、自然体験などをテーマにしたツアーを手掛ける。2020年4月初旬より『オンラインツアー・ゆきえと北欧まちあるき旅』を企画・開催。延べ800人以上が参加している。

ヒルトゥネン久美子(フィンランド)
 KH Japan Management Oy 代表。フィンランド在住26年。フィンランド教育と福祉のスペシャリストとして、視察や研修プロジェクトなどのコーディネートを手掛けている。年間の視察、研修プロジェクトは30件を超えており、日本においてもフィンランドセミナー、スタッフ研修などを提供している。現在、最大の関心事は人生のライフサークル(生まれてから亡くなるまで)の中での幼児期と高齢者に対する社会や公的サービスのあり方について。「自分がどのように人生を終えるのかを考えてみることにより、今の生き方、あり方を真剣に考えたい」ことと、未来の地球と子どもたちのために私たちが今すべきことを語り合い、行動に起こしていくことを切望している。

ピーターセン沢田由希子(デンマーク)
 YSP Communication ApS代表。2009年よりデンマーク・コペンハーゲン在住。結婚を機にデンマークに移り、ロイヤルコペンハーゲン本店に勤務し、その後再び東京に戻り在日本デンマーク大使館投資部で日本企業のデンマーク進出をサポートする。環境、エネルギー、幼児教育、高齢者福祉(福祉技術)、畜産・酪農、医療、生命科学、デザインなど幅広い分野における日本からの視察団や研修、TV等 の通訳・翻訳・コーディネーションを行う。デンマーク社会や国際的な環境の中で感じる事はコミュニケーションの方法が異なる故の難しさとその大切さ。だからこそ仕事上では専門知識の相互理解だけでなく、潤滑なコミュニケーションに寄与することをモットーとする。

矢作ルンドベリ智恵子(スウェーデン)
 SwePon AB(スウェポン)代表。2004年8月よりスウェーデン・ストックホルム在住。ビジネスコンサルタントとして、スウェーデンと日本のビジネス、メディア関連のサポートを務める。主に環境、持続可能、エネルギー、保育、教育、高齢者・障害者福祉、地域再生、ワークバランス、ジェンダー、都市開発、建築・デザイン関連の視察手配、通訳などを手がける。また、ストックホルム公認ガイドとして観光ガイドのほか、メディア関連の取材リサーチ、コーディネート業務、通訳を務める。2020年7月より、ストックホルム環境局の環境・健康保護監視員として、住宅環境・コロナ感染防止のインスペクション業務を担当。

各国の見どころ



フィンランド


 フィンランドのサステナブルな首都ヘルシンキは、美しい島や素晴らしい緑に囲まれた活気あふれる海辺の街。今回の旅のテーマはヘルシンキの公共図書館巡り。ヘルシンキ中央図書館Oodiのほか、街の人々に親しまれ使い込まれている図書館や、市民サービスと図書館機能が一体化した図書館を訪問する。【市民にとってのリビングルーム】のような空間で「身近にどんな図書館(公共施設)があったらいいかな?」と一緒に考えるきっかけになる旅。

スウェーデン


 「魔女の宅急便」の舞台のモデルにもなったストックホルムは写真を見るだけでも風の音やテーマソングが聴こえてきそうな美しい街で、「北欧のベニス」とも言われている。ストックホルムの代表的なスポットを訪ねつつ、2019年「時の人」となったスウェーデン環境活動家のグレタ・トゥーンベリがプラカードを持って立っていた場所に行ったり、スウェーデンの民主主義や、教育について一緒に考えたりする旅。

デンマーク


 ひとたび街を歩けば虜になってしまうほど魅力的な建築とデザイン・インテリアにあふれたコペンハーゲン。そのデザインは洗練されているだけでなく、環境にも配慮している。コペンハーゲンは2025年までにCO2ニュートラルキャピタルになるプロジェクトを進めている。究極のデザインシティ・コペンハーゲンを自転車で旅をしていこう。旅が終わった時には、身近な街の見方が変わるかもしれない。かつての穀物貯蔵施設を見事に居住空間としてリノベーションしたマンションや、グラススキー場を兼ねたゴミ焼却場、誰でもそこに住めるが「所有ができない」究極のコミュニティなどを訪ねる。

お問合せ
 オンラインツアーへの参加方法に関するご不明な点についてはこちらのフォームからお問い合わせください。
《田村麻里子》

この記事はいかがでしたか?

  • いいね
  • 大好き
  • 驚いた
  • つまらない
  • かなしい

【注目の記事】

特集

編集部おすすめの記事

特集

page top