Edv Futureは2021年3月5日、非認知能力育成サービス「Edv Path(エデュパス)」において、2022年度より全国の高校で新設される新科目「総合的な探究の時間」に関する授業カリキュラムをリリースした。全国の中学校と高等学校を対象に期間限定で無料提供する。 Edv Futureは、2019年12月に設立した教育系スタートアップ企業。「未来ある子どもたちの情報格差をなくして、自ら意思決定できる人を増やす」をミッションに子どもたちひとりひとりの新たな可能性を広げるため、EdTech事業とDigital Transformation事業を展開している。 「Edv Path(エデュパス)」は、同社が2020年9月にリリースした高校向け非認知能力成長支援サービス。生徒ひとりひとりの「非認知能力(ポテンシャリティー)」に着目して数値化し、データとして蓄積。生徒の成長を支援し、最適なカリキュラムを提案する。 学習指導要領の改訂により、2022年度より全国の高校に新設される「総合的な探究の時間」では、子どもたちが積極的に変化に向き合い、他者と協働して課題を解決し、情報を再構成できるようになることが求められている。「生きる力」の重要性も強調されている。 しかし、学校現場には新たに新設される授業のノウハウが蓄積されておらず、政府の求める「生きる力」の育成のためにどのような授業を作ったらいいのかわからないという悩みがある。そこで、Edv Futureは「総合的な探究の時間」に活用できる授業カリキュラムを制作。「Edv Path」にてカリキュラムを提供することを決めた。 提供する「総合的な探究の時間」に関するカリキュラムは、学校指導要領に沿った授業を実施することができる授業資料や配布資料、授業の構成案など、「非認知能力」の向上を目的とした内容で構成。ノウハウのない先生でも円滑に「総合的な探究の時間」の授業を展開することができる。「生きる力」の育成のほか、学力向上にもつながる思考力を養成することができるという。 「総合的な探究の時間」に関する授業カリキュラムと、「Edv Path」をあわせて活用することで、学校内での探究に関する授業レベルを統一させることができ、カリキュラムに沿って授業を行うことで現場のノウハウに関する課題が解決できる。また、学校内における先生間の情報共有の円滑化や授業精度の均等化を図ることが可能になるだけでなく、学校教育のICT化による業務工数削減も実現できる。 さらに、Edv Pathで子どもたちひとりひとりの非認知能力を数値化し、適切なアプローチを行うことができるため、カリキュラムに沿った一面的な授業展開だけではなく、生徒ごとに着目した個々の成長を図ることができるという。 今回のリリースに際し、全国の中学校と高校を対象に「総合的な探究の時間」に関するカリキュラムを4月1日から9月30日までの期間限定で無料提供も行う。申込みは9月30日まで、Edv PathのWebサイトより受け付けている。◆「総合的な探究の時間のカリキュラム」期間限定無料提供実施期間:2021年4月1日(木)~9月30日(木)申込期間:2021年9月30日(木)まで対象:全国の中学校・高校提供内容:総合的な探究の時間の年間カリキュラム提供、Edv Pathサービス全般料金:無料申込方法:Edv PathのWebサイトより申し込む