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ワーク・ライフが疑似体験できるオンライン研修、佐賀大が導入

 佐賀大学は、ワーク・ライフバランスが提供するオンラインカードゲーム「ライフ・スイッチオンライン」を国立大学で初めて実施した。在宅勤務などの環境下ながら、オンラインでカードゲームを活用した研修を行い、働き方改革などへの理解を深めた。

教材・サービス その他
ZoomとGoogleスプレッドシートを利用した「ライフ・スイッチ」のようす
  • ZoomとGoogleスプレッドシートを利用した「ライフ・スイッチ」のようす
  • 「ライフ・スイッチオンライン」の学内告知と参加のようす
  • プレイヤーカード(イメージ)と参加者全員で研修結果の確認と振返りをしているようす
  • 解説のようすとLIFEカード(イメージ)
 佐賀大学は、ワーク・ライフバランスが提供するオンラインカードゲーム「ライフ・スイッチオンライン」を国立大学で初めて実施した。在宅勤務などの環境下ながら、オンラインでカードゲームを活用した研修を行い、働き方改革などへの理解を深めた。

 「ライフ・スイッチオンライン」は、2006年の創業以来1,000社以上の働き方改革に携わるワーク・ライフバランスが、職場の生産性を阻害している大きな要因である「世代間ギャップや価値観の違いから起こるコミュニケーションギャップ」の解消を目指し、2019年秋に開発したカードゲーム。コロナ禍に伴う生活様式の変化から、在宅環境などにおいても継続的な気付きや学びを提供することを目的にオンライン化し、オンラインカードゲームを活用した研修サービスとして新たに提供している。

 参加者が数人でチームを組み、カードゲームを通して、立場や価値観が異なる別のワーク・ライフを疑似体験しながら、チームビルディングや時間の使い方を学ぶ。子育て・介護などが、会社や個人にどう影響するかを「当事者」として理解することができ、働き方の見直しができるという。ゲーム後には、公認ファシリテーターとともに振返りのディスカッションを行う。

 佐賀大学は、2017年にダイバーシティ推進室を発足し、多様性理解の促進のための取組みを実施。女性研究者が働きやすい環境整備の促進および多様性を生かしたイノベーティブな研究開発を目指している。今回、本質的な業務改善・働き方改革を推進するために「ライフ・スイッチオンライン」を用いたオンライン研修を2020年9月11日、教職員23人が参加して開催。ダイバーシティの具体的な内容や直面する問題と乗り越え方を考えるきっかけを醸成し、チームのコミュニケーションの増大を通じて、ともに働く職員間の強み・弱みやライフで抱える事情についての理解を深めることを目指した。

 研修の満足度は90%と高く、参加者からは「自分のワークとライフの見直しになった。『時間』を意識して、その中でバランス良く仕事も家庭もこなすことが重要だなと改めて思った」(女性職員・40代)、「googleとzoomを使った先進的な研修で面白かった。仕事と家庭のバランスについて考えさせられた」(男性教員・50代)などの感想が寄せられた。

 男女共同参画学協会連絡会が2012年度に実施した、所属する学協会の構成員に対するアンケートによると、日本の女性研究者の割合は16.6%と諸外国と比較しても低い水準にあり、「家庭と仕事の両立が困難」「育児期間後の復帰が困難」などの理由が高い割合を占めている。

 ワーク・ライフバランスは、「ライフ・スイッチオンライン」を活用した研修サービスの無料体験会を毎月実施している。次回の開催は11月9日。詳細は、Webサイトで確認できる。
《奥山直美》

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