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デジタル教育の市場規模、2025年に332億米ドルへ

 グローバルインフォメーションは2020年6月10日、デジタル教育の世界市場調査レポートを販売開始した。デジタル教育の市場規模は、2020年の84億米ドルから、2025年には332億米ドルに拡大すると予測している。

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デジタル教育の市場規模
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 グローバルインフォメーションは2020年6月10日、デジタル教育の世界市場調査レポートを販売開始した。デジタル教育の市場規模は、2020年の84億米ドルから、2025年には332億米ドルに拡大すると予測している。レポートは英文156ページ、価格は4,950米ドルから。

 デジタル教育の世界市場調査レポートは、エンドユーザー(個人学習者・学術機関、企業・政府機関)、学習タイプ(自習型・インストラクター主導型オンライン教育)、コースタイプ、および地域による市場の分析と予測、競合情勢の分析、主要企業のプロファイルなどで構成される。

 デジタル教育の市場規模は、2020年の84億米ドルから、2025年には332億米ドルに拡大し、CAGR(年平均成長率)31.4%で成長すると予測される。市場の成長を牽引するおもな要因は、世界中でのインターネット普及率の向上、インフラ経費の削減、オンライン学習による拡張性の向上、マイクロラーニングの需要拡大などがあげられる。

 コース別にみると、企業は働き手のスキルアップのため、デジタル教育に適応した環境を必要としており、コンピュータサイエンスとプログラミングコースは、ここ数年で採用が増加している。

 学習タイプ別にみると、講師が直接、学生に指示を与えることで、学生に情報を提供する「講師主導のオンライン教育」の需要が拡大していくと予想されている。自分のペースで学習するオンライン教育に比べて費用がかかるものの、講師主導のオンライン教育は、個人で家庭教師を見つけて指導を受けるよりは比較的安価であり、特に基礎クラスのコースで講師主導のオンライン教育が好まれているという。

 地域別にみると、中国・日本・インドなどを含むアジア太平洋地域(APAC)が予測期間中に最高のCAGR(年平均成長率)で成長すると見込まれる。同地域の国々では政府がデジタルインフラストラクチャを改善するための措置を講じており、同地域の学生の購買力が急速に高まっているため、APACにおけるオンライン学習の需要は急速に高まっている。APACの市場規模は、調査が検討されている他のどの地域よりも高い速度で成長すると予想される。

 レポートの価格は、レポートPDFを1名のみが利用できる「Single User License」が4,950米ドル(53万8,510円・税別、1米ドル=108.79円で換算)、同じ国内で同じ事業所内の5名まで共有利用できる「5-user License」が6,650米ドル(72万3,453円・税別、同)。そのほか、企業内(同一国内にある事業所に限る)すべての人が利用できる「Corporate License」や同一企業の全世界の人が利用できる「Global License」もある。

◆デジタル教育の世界市場調査レポート
【タイトル】デジタル教育の世界市場:エンドユーザー(個人学習者・学術機関、企業・政府機関)、学習タイプ(自習型・インストラクター主導型オンライン教育)、コースタイプ、および地域2025年までの予測
発行:MarketsandMarkets
出版日:2020年05月18日
ページ数:英文156ページ
【目次】
第1章 イントロダクション
第2章 調査手法
第3章 エグゼクティブサマリー
第4章 重要考察
第5章 市場概要
第6章 デジタル教育市場:エンドユーザー別
第7章 デジタル教育市場:学習タイプ別
第8章 デジタル教育市場:コースタイプ別
第9章 デジタル教育市場:地域別
第10章 競合情勢
第11章 企業プロファイル
第12章 付録
《工藤めぐみ》

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