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骨太の方針2026、文理分断からの脱却を推進…文科相7/24会見

 文部科学省の松本洋平大臣は2026年7月24日の記者会見で、「骨太の方針2026 日本成長戦略」に教育・科学技術など同省の重要施策が反映されたと説明。「文理分断からの脱却」を柱に、文理を超えた学びの実現に向けた教育改革を進める考えを示した。

教育行政 文部科学省
松本洋平文部科学大臣記者会見(2026年7月24日)
  • 松本洋平文部科学大臣記者会見(2026年7月24日)

 文部科学省の松本洋平大臣は2026年7月24日の記者会見で、21日に閣議決定された「骨太の方針2026 日本成長戦略」に、同省が掲げる教育・科学技術・文化・スポーツ分野の重要施策が盛り込まれたと説明した。特に「文理分断からの脱却」を柱に掲げ、文理を超えた学びの実現に向けた教育改革を推進する考えを示した。

 大臣は、骨太の方針には同省が取りまとめた「人材育成システム改革ビジョン」の内容が反映されたと説明。高校教育改革や高等教育改革、リスキリング、実践的な職業人材の育成のほか、新たな研究大学の形成、17の戦略分野に対応した国立研究開発法人の機能強化、学校施設の計画的整備、文化財の保存修理やコンテンツ振興を担う人材育成、スポーツの成長産業化などの重要施策が盛り込まれたと述べた。

 教育改革では、「文理分断からの脱却」が施策の大きな目的の1つと強調。約100年続いてきた文系・理系という枠組みを見直し、高校段階での早期の文理選択や大学における理工系学生の割合の低さといった課題を踏まえ、「文理を超えた学び」への転換を目指す考えを示した。

 そのうえで、「歴史や哲学に思いを馳せる技術者」や「AI・情報科学を理解するビジネスパーソン」など、専門分野に加えて幅広い知識や視野をもつ人材の育成が重要と説明。経済財政諮問会議で「理系が文系より重要と受け止められかねない」との指摘があったことにも触れ、「人文社会科学の重要性も積極的に発信していきたい」と述べた。

 今後については、「日本の未来を切り拓くのは、いつの時代も人と言葉(知)の力である」とし、教育、科学技術、文化、スポーツの4分野が日本の発展の原動力と強調。骨太の方針に盛り込まれた施策の実現に向け、概算要求に全力で取り組む考えを示した。

 このほか、文部科学白書の公表や教員の働き方改革、「地域構想推進プラットフォーム」構築等推進事業の採択結果、佐渡島の金山に関するユネスコ世界遺産委員会の改善決議、「学校教員統計調査」の結果などについても説明した。文部科学白書では教員の働き方改革を最重要課題と位置付けたほか、「地域構想推進プラットフォーム」構築等推進事業では37件の申請のうち20件を採択し、地域と連携した大学改革の推進に期待を示した。

《川端珠紀》

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